itochan room
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2010/08/26

夏の終わりのクレマチス

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 22:22:24

時期はずれほど情けないものはない。

だが、時として、それがうれしかったりする時もあったりする。

鮮やかな百日紅にばかり気をとられていたら、

もう終わったと思い込んでいたクレマチスに花がついていた。

数日前から咲いていたんだろう。連日の猛暑で萎びていた。

大好きな夏の花。

本当はクレマチスだけど。

僕は鉄線と呼びたい。

そして、鉄線のような凛とした、

そんな女性が理想なのである。

ナリマッチャンのお土産

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 22:10:28

どういうわけだか。常連さんであり、高校時代の同級生であるナリマッチャン。いつも来る度に「きょうはコレ」と言って何かしらお土産をくれる。それも僕にだ。

一緒に来た飲み仲間さんたちも一瞬キョトンとしてしまう。なんだか僕ら「出来てる二人」のように映るらしい。当の僕さえも、なんともコッ恥ずかしい気になってしまう。

だが、僕が思うに、たぶんウチのお店が女性客が多いということで皆(女性)が喜ぶと思って買って来ているのではないだろうか。

先日は東京の有名な老舗の「芋ようかん」だった。その前は近くの和菓子店で見つけたからと「いちじくの甘露煮」。「花」や「お酒」は言うまでもなく、誕生日だからと「ケーキ」という時もあった。果ては沖縄のマンゴーだ。相当高価なものだったはず。

とにかく何かしらお土産持参でやって来る。同じ年だとは思えないくらい若々しく、顔立ちもいい。加えて真面目で仕事も出来る。非の打ちどころのない人とは彼のような男を言うのではないか。

そして数日前のことだった。

「阿蘇の小国に行って来たんだ。コレ、お土産」と言って渡されたのは【ラー油】だった。

「店のアテに使えるんじゃないかと思って。今流行りの食べるラー油だ」

とうとう【ラー油】で来たか。まじまじとビンを見た。阿蘇郡小国町にある「ふくいちらーめん」というお店のオリジナル製品だった。

ゆえにネーミングも『らーめん屋さんの手作りラー油』。言うまでもなく阿蘇特産の「高菜」入りである。

今、日本各地でラー油ブームである。きっと北は北海道から、南は・・・おっとラー油ブームの火付け役は沖縄発のラー油。島唐辛子を使った<石垣島ラー油>や、久米島の素材を使った<くめじまラー油>など。

そして2009年秋、桃屋のラー油が登場した。具だくさんの“食べるラー油”という斬新なコンセプトが受けて、爆発的な人気となった。『辛そうで辛くない少し辛いラー油』という商品名も中々に秀逸だ。

最近では地元産の食材にこだわったラー油がたくさん登場している。「越前天然甘えび」「福井の特別栽培米コシヒカリ」「丹波産のハバネロ唐辛子」「仙台の牛タン」「福岡産のニラ」「明太子」「信州味噌」「山椒」・・・まさに調味料という枠を飛び越えて「おかず」感覚で食べるラー油へと進化してきた。

個人的な意見で恐縮なのだが、僕はラー油があまり得意ではない。辛いもの」が苦手なのである。ワザビやショウガといった辛さは逆に好きなのだが、あのヒィーヒィー言うような唐辛子系の辛さがダメなのである。つまり香辛料。

おっと。話がナリマッチャンのお土産のことから「食べるラー油」になってしまった。

というわけで阿蘇郡小国の【らーめん屋さんの手作りラー油・阿蘇高菜入り】である。

コワゴワしながら蓋を開けてみた。ゴマ油とともに高菜やニンニクなどが混ざり合った、あのラー油特有の匂い。恐る恐る舐めてみた。すると・・・なんと熊本ラーメンの味わいが!やはりラーメン屋さんが作っただけのことはある。しかし、辛い。しかもいきなり来なくて後からググッと来る。

食べるラー油だから具も食べないとなあ。いざ、スプーンでごく少量すくって口の中へ。

あら? 思ったほど辛くない。高菜特有の酸っぱさがマイルドに出ている。「こりゃイケるな」と思った瞬間、しびれるような辛さが口中にパアーっと広がった。思わず飛び上がってしまった。

大げさに聞こえるだろう。たぶん普通の人にはそれほどではないのだろうが、だが、本当に僕は辛いものに弱いのである。

まっ、ナリマッチャンのオーダーもあることだし。これを使って何かアテにならないか研究してみよう。ただ、ひとつ言えることは「間違いなく日本酒ではなく焼酎にしか合わない」ということだ。

さて。明日は金曜日。もしかしたらナリマッチャンがやって来るかも知れない。今度はどんなお土産を持参してくるのだろう。楽しみでもあり、恐怖でもある。

2010/08/23

あて所に尋ねあたりません

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 17:54:59

遅れに遅れて残暑DMとなってしまった暑中お見舞いハガキ。最終分をやっと昨日の夜に投函できたので、遅くとも今日にはお客さんの所に届くはずだ。

だが。毎回のことだが、投函した約250枚のハガキのうち、必ず数枚が返って来る。

【あて所に尋ねあたりません】という赤いスタンプが押されて返ってくる。引っ越されたのだろう。

行く宛てを失ったハガキほど悲しいものはない。ましてや、それを書いた者にとって。そのヨレヨレになったハガキを受け取ると、なんとも言えぬ寂しい気分になる。
 
僕らの仕事は<一期一会>。毎日が二度と会うことのない出会いの繰り返しだったりする。初めてお会いし、話している時の、あの幸福な時間。いつまでも忘れたくないと、つくづく思う。因果な商売だ。

2010/08/13

思い出の味・今の一杯

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 18:23:33

思い出の味を超えられるお酒とは?
 
 
そのお客様への、
 
 
「今の一杯」を、
 
 
いかに作るかだと思う。

2010/08/11

雲百態

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 21:29:28

台風接近で、まるで猫の目のように姿を変えていく雲。
 

 

 

 

 

 

 
切れ切れに浮かぶ雲は、まるで絵に描いたようだ。

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