31日間連続真夏日
■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲
[2010/09/02]
【STARDUST】

written by H.CARMICHAEL / M.PARISH
performed by ROLAND HANNA
from the album[GERSHWIN CARMICHAEL CATS] (1982年録音)
在熊放送局のニュースを見ていたら、今夏の記録的猛暑について伝えていた。なんと、8月は31日間連続真夏日だったと! スッゲェー!! あらためて驚いた。
確かに暑過ぎた8月だった。熱中症でダウンおよび亡くなった人も多かったというニュースを耳にしていた。
当然のことながら電気代もこの夏はものすごいだろうな。請求書が届くのが恐ろしい。言うまでもなく、お店の電気代も、だ。
3台取り付けているエアコン(ウチのお店はワケあって天吊りタイプではない。つまり動力を入れていないということ)毎日フル稼働だった。もちろん、今も。ああ~怖い。
気分だけでも涼しくとBGM選びにも気を使っていたが、やはりビル最上階。天井はそのまま屋上となっているbar伊藤。昼間、天井を伝って降りてくる熱気といったらない。店内は40度を軽く超えている。
ドアを開けるや汗が吹き出す。すぐさま上半身ハダカになって窓を開けたり、換気扇を回したりしながら熱気を外へ出す。とにかくサウナ状態だ。わかって選んだ場所だけど、やはり毎夏になると気が滅入る。
さて。そんな蒸し風呂状態の店内で、上半身ハダカになって仕込みする僕だが。仕込み中もBGMは欠かさない。外の猛暑に負けないくらいホットでアッパーな音楽をかけている時もあるが、やはり涼やかな音の世界にどっぷりと浸りたいのが人情というものだ。
で。今日選んだアルバムは、好きなジャズ・ピアニストの一人であるローランド・ハナの、あまり話題に上がらないけど佳作な1枚である。まっ、まっとうなジャズ・ファンには敬遠される1枚であるのも事実だけど。とにかく好きなものは好き。それでいいのだ!(by バカボンのパパ)
タイトルは【ガーシュイン=カーマイケル=キャッツ】。
CTIレーベルということでプロデュースはいうまでもなくクリード・テイラー、アレンジはドン・セベスキー。
ローランド・ハナがリーダーとなり、ラリー・コリエル、デヴィッド・スピノザ、ロニー・キューバー、ゲーリー・キング、ジョージ・ムラーツ、ルーファス・リード、ジミー・マディソン、ピター・アースキン、サミー・フィゲオラ、ビンス・テイラー、チェット・ベーカーといったジャズ/フュージョン界の腕利きミュージシャンを集めている。
しかも、取り上げているのがガーシュインやホーギー・カーマイケル、さらには「キャッツのテーマ」といったスタンダードばかり。
キテレツといえばそうかも知れない。やり過ぎという面もないではない。「CTIにしては有り得ない駄作」という人もいるし、「これはジャズでもフュージョンでもない。ハード・ポップだ」という人までいるらしい。僕にとっては、どーでもいい。大好きなローランド・ハナのピアノが聴ければ。
で。選んだ1曲はT①【スターダスト】。ホーギー・カーマイケルの書いたあまりにも有名な美しい名曲。なんとこれをドン・セベスキーが「ありきたりの演奏、アレンジでは意味がない”とでも考えたのだろうか、不可思議なアレンジによるラテン色に染め上げてしまっている。
出だしから約90秒のローランド・ハナのロマンティックなソロ・ピアノによるワン・コーラス。その後、一転してパーカッションとエレクトリックベース、さらにドラムスも加わり陽気な16ビートのラテン・リズムへ。途中にスポットされるラリー・コリエルのギター・ソロも、CTIならではのアクセント。
次第にトロピカルなムードがかもし出される中で、ヴィンセント・テイラーのスティール・ドラムがスポットされる。
それはまるで、南の海の夜空に、南十字星を中心にきらめく星屑をイメージさせるような感じだ。シャッフル・リズムをバックに、ローランド・ハナのリズミカルなピアノが印象的である。
演奏がどうのこうの言う前に、とにかく原曲がいい。加えてラテン色ムンムンだが、ロマンティックさを失っていないアレンジ。ん~たまらない。
70~80年代に台頭したCTIジャズ。かつては『イージー・リスニング・ジャズ』だと言われ、ある意味“時代のアダ花”的扱いを受けたりしたが、僕はこういうの、結構好きだったりする。








