itochan room
[ bar伊藤 ] - 熊本市上通町11-6 エイブル並木坂ビル3F  [ TEL.FAX ] 096-323-8688
[ 営業時間 ] - 19:00 ~ 翌2:00  [ 定休日 ] - 日曜日

2005/09/30

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 21:22:41

●[日付変更線]
この言葉のもつ、なんとも甘美な誘惑。思えば、ずいぶん越えていない。

最後に行ったのは何処だったろうか? 1990年6月の東欧旅行の時。

もう15年も経ってしまった。

[日付変更線]はBARにもある。

日付といってもそれは時刻ではなく、時間。

涙の乾く時間。

今日を昨日にしてしまう時間。

グラスがカラーンと音を立てるまでの時間。

1本の煙草が燃え尽きてしまえる時間。

越えてしまえば・・・

2005/09/29

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 19:39:55

●昨日は楽しい1日だった。来る人来る人すべて常連さん。結局、全員常連さんだった。といっても、1組(女性2人)は1年ぶりのご来店。お付き合いは10年近くになるのだが・・・。僕もお2人も、お互いハブテぐちが言い合えるほどの仲良し関係だ。

やはり、気心知れた方々だとコチラも肩の力が抜けて素の自分らしくお相手できるので心地好い。みんなをうまい具合にくっつけて店内は一つになった。

恋人の話からはじまり、爆笑失恋話、離婚(国際離婚で苦しむ男性常連)、僕の再会のドタキャン旅・・・話は盛り上がり、最後には写真や音楽、映画などの芸術についての話まで・・・なぜかBGMにユーミンが飛び出したりしたが・・・思い切り楽しかった。よく笑った。みんなも楽しそうだった。気がつけば午前3時を回っていた。

お客様をノセルのは僕らサービスマンの使命であるが、お客様から僕をノセていただくと、時としてもっと楽しい時間となる。今回は1年ぶりのキヨンちゃんたちオバサン2人組のおかげ。ありがとうございます。

こんな時、この仕事をやっていてよかったと思う。明日はどんな日になるのだろう。

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 17:10:00

こんにちは。秋の午後、バーと・バカラックを聴きながら和んでいるbar伊藤から季節のお便りです。

先日、「かおり梨」という珍しい青梨を買いました。そのデカイこと。赤ちゃんの頭くらいあるかと思うほど。鼻を近づけるとリンゴに似たいい香りがしました。

聞けば幻の梨だとか。確かに高価だった。味は甘く、食感もリンゴっぽい感じ。今の時期だけしか出回らないそうです。

秋の入り口。香り立つ秋の味覚で満足しました。うらやましいだろッ!http://itochan.com/blogs/index.php?m=20050929

秋の入口の香り「かおり梨」

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 16:15:52

ダカイ、甘い、いい香り

珍しい青梨です(と言っても薄い緑色ですが)。少し黄色くなった頃が食べごろだとか。それにしてもデカイ梨です。正式な名称は青梨「かおり」平塚16号というそうです。

聞いた話で、真偽のほどはわかりませんが、リンゴと梨のかけ合わせとか・・・鼻先に近づけると、その名前のごとくリンゴのようないい香りが漂ってきます。

味の方はと言うと、糖度が高く、とても甘くて。歯応え感は梨のそれというより、やはりリンゴぽかった。

秋の入口の香り「かおり梨」。穫れる時期も短く、かつ生産量も少ない“幻の梨”だそうです。僕が買ったのは熊本県豊野町の中島さんちのもの。最後のひと袋を買いました。ただ、値段が高かったのが辛かった。

2005/09/28

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 20:20:16

●最近、夜空の星がやけにきれいだ。秋になったからか? それとも夏もきれいだったのに気づかなかっただけか・・・。子供の頃は星が嫌いだったのに、50も間近になってくると妙に好きになったり。ここにきて草花が好きになったのも、たぶんそのせいだろう。

●未だ、“つづき”が書けないでいる《いい日、旅立ち、あとの祭り》。どうしてもうまくまとまらない。5泊6日の旅の初日と2日目であまりにも色々とあり、それを書き綴ったら止め処なく長くなっちゃって・・・。大作になる予感もするが、程々にというご意見も聞こえなくもないが。時間をかけて書いていこう。

●面白い話。
【信者】と書いて【儲かる】と読む。設けるために信者を集める。これはマーケティングにおける重要な要素だ。信者をファンととらえてみるといい。

2005/09/27

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 23:47:05

●常連のSさんが、いつもの飲み友達Mさんとご一緒に来店された。すごく気持ちのいいお二人。Sさんのためにご用意しているお酒「磯自慢」はしっかりいい状態で冷蔵庫にしまってある。

以前、サイトにも書いたが、Sさんとは4年ほどのお付き合いだが、日本酒がお好き、というかお酒は何でも飲まれる方だ。

「日本酒は日頃はあまり飲まないんだ。なぜなら、どこのお店も日本酒の保管が悪い。せっかくの旨いお酒も台無し。仕事柄いろんな所に行くけれど、それは熊本に限らないんだよ。何度後悔したことか。でも、大将のところは常にいい状態で出してくれる。だから、ここでしか日本酒は飲まないんだ」

ありがたいことである。僕が『磯自慢』を切らさないのはSさんのためでもある。いつ何時来られてもお出し出来るようにと必死になって仕入れをしている。こうした物語のあるお酒はこれだけではない。その他にも2本ほどある。

「大将、Mさんが今日は何も食べてないんだ。何かお腹にたまるものないかなあ?」

一番辛いオーダーだ。冷蔵庫を見た。コレといった目ぼしいものはない。ふと、焼酎のアテ用にと買っていた『カツヲの腹身』があることを思い出した。以前はお店で出していたのだが、なにせあぶって出すものだから、とにかく店内が煙と生臭さでいっぱいになる。それで一時メニューから外していた。だが、何を思ったか数日前に仕入れ先で、あまりにもおいしそうに見えたのでつい買ってしまっていたのだった。

幸運なことに早い時間だということもあり、早速それをお出ししようと思った。しかも、和風でなくイタリアン風に。

黒胡椒をかけ、オリーブ・オイルを少し垂らし、レモンを絞って。オリーブの実も添えて。

「いいねえ。こりゃあ酒飲めって言わんばかりだよな(笑)。意外に日本酒に合うねえ。旨い!」とMさん。すごく喜んでくださった。

ほっとした。お酒にはちょっとシツコイかなと思っていたから余計うれしかった。

料理らしきものはbar伊藤ではお出ししていない。ただ、あるものを、それなりにアレンジして、しかも絶妙のタイミングでお出しする。たぶん、それが一番美味しくなるのだろう。

「大将も飲みなよ」とSさん。「ありがとうございます」と、ご一緒の『磯自慢』をいただいた。もう一杯『神亀』も。

調子にのって少々飲み過ぎてしまった。ちょっとアタマが痛い。でも、気分はいい。Sさんとの出会いで、僕は再びお酒の旨さをかみしめている。

2005/09/26

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 17:10:00

こんにちは。秋晴れと呼びたい日和の熊本上通並木坂bar伊藤から季節のお便りです。

なんと鉢植えの鉄線が咲いた。夏先にキレイな紫色の花を咲かせて喜ばせてくれた鉄線が一輪。季節はずれだとオフクロに言うと、「年に二回鉄線は咲くらしかよ」と。本当かい?でもうれしい。大好きな花だから・・・

ところで、お彼岸にお墓参りにオフクロとでかけたが、彼岸花はすでに枯れ始めていた。今年は咲くのが早かったらしい。なんとも、これまた季節はずれだ。http://itochan.com/blogs/index.php?m=20050926

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 16:47:47

●ウワサのイワサキ氏とばったり道で出くわした。先週土曜日で串焼き屋は辞めたそうだ。

で、今度は?と質問すると、「光の森に今度ジンギスカンの店がオープンするんで、その立ち上げの手伝いと、年末にイタリアンのお店がオープンするんでそこの立ち上げも・・・いい人材をそこに入れ込もうかとね・・・」

相変わらずの“日本一のお手伝いさん”あるいは“スーパー・ヘルパー”。彼の力を認める人は少なくないし、求められることに十二分に答えを出してくれる実力者である。しかも、彼は頼まれたことは決して断らない主義。成功すればそれでいい。失敗したら「すんませんでした。力不足でした」と誤ることが出来る人物。だから、僕は彼を尊敬するのだが。

それにしても落ち着かない人生を送る人物。“愛すべき馬鹿バイ”である。

●日曜日、お彼岸の最後の日にお墓参りにオフクロと出かけた。途中で彼岸花の話になって、オフクロは赤色も好きだが、自分が生まれ育った実家(今はもうない)に白い彼岸花があって、それが毎年キレイな白色の花を咲かせていたという。

白色といっても少し赤みを帯びたものが多い。真っ白ではない。どうにか手に入れたいと思っていた矢先。お墓参りから帰る途中の道で偶然白い彼岸花を見つけた。すぐさまクルマを止め、オフクロに「摘んでいくバイ」と。オフクロは4本ほどの花を摘み、僕は失敬と思いながら、その根を2つ掘り返して持って帰った。

仏壇に添えられたオフクロの好きな白い彼岸花、ユリの花とともにキレイだ。僕は写真を撮りながら、「キレイかね」とオフクロに言おうとしたら、せっせと彼岸花の球根を鉢に植え込んでいた。来年、キレイな白い花を咲かせてオフクロを喜ばせてくれればいいのだが。

田村奈津子という人

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 16:25:02

パソコンで色々と検索をしていた。今回の夏の旅の資料集めを目的としながら。

ふと、東京・自由が丘にあった喫茶店「SONGS」のことを思い出した。僕の音楽師匠N氏と出会ったお店であり、東京いや日本でもトップクラスに良質の音楽をいち早く紹介してくれたお店でもある。

早速僕は検索にかけた。たった一つヒットした。やはり・・・僕は落胆ともつかないため息をついて、そのサイトを開いてみた。

《田村奈津子のエッセイ》と題されたサイト。僕は間違ったかと思った。そして「SONGS」という名前を探した。

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「ソングス」という店が在った。自由が丘駅の踏切を渡ってすぐの、奥沢へ向かうバス通りの右側にある喫茶店だった。・・・・・・

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こんな文章ではじまる「SONGS」と題されたエッセイだった。僕は懐かしさに誘われ読み続けていった。

田村奈津子という女性。SONGSで働いていた人物だということがわかった。年代的にはたぶん80年代の初頭。つまり閉店する少し前のことらしい。その頃、僕も足しげく通っていた一人。週に3日は行って、コーヒーお替りしながら音楽通のマスターと音楽談義に花を咲かせていた。

しかし、この女性の名前にどうしても僕は覚えがない。SONGSで働いている女性たちは女子大生たちが主だったと思う。しかも、その女性たちが日替わりのようにしてシフトを組んで働いていた。いったい全部で何人の人が働いているのか、さっぱりわからなかった。田村さんという女性もその一人ということになる。

どんな人だったかなあ、と僕はサイトを色々と読んでみた。SONGSを辞められた後に、その人は詩人になられていたらしい。そのあたりの経緯はわからない。5冊の詩集を出版されているようだ。

しかし、悲しいことにその女性は40歳で癌で亡くなっていた。2001年のことである。それを知り、僕は愕然とした。その時点では、まだ僕はこの人が顔見知りかどうかはつかめていなかった。だからかも知れない。余計に田村奈津子という人物を知りたいと思った。あちこち検索して探した。そして、やっと、見つけた。

そこには、彼女が写っている写真を並べたコーナーが設けてあった。僕はたじろんだ。クリックして彼女の姿を確認したい。しかし、すでに亡くなっているという事実を前に、クリックすることで、すべてが明らかになってしまうことへの怖さ。僕はマウスを握ったまま、数分間じっとしていた。何も出来なかった。右手の人差し指が震えていた。

知っている人だろうか? そんな好奇心の前にして明らかにすることの怖さ。知らなければ良かったと後悔するかも知れない自分がいる。いや、そんなことはないと諭す自分もいる。

クリックひとつで、すべてが明らかになる。

彼女の過去はおろか、僕自身の過去までも・・・パンドラの箱になってしまうのか・・・

僕は、勇気を出してクリックした。

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インターネットは非常に便利である。瞬時にしてさまざまなことを知ることが出来る。しかし、反面では、知らなくていいこと、知らない方が良かったりすることにぶつかったりする。インターネットは、その意味では残酷である。何の容赦もなく、すべてを明らかにしてしまう。

最近、僕は旅をした。思い出との再会の旅である。期待もあった。不安もあった。しかし、現実は容赦なく僕の前にさらけ出された。喜びがあった。同時に後悔もあった。

時間というものは流れることで、その意味がある。あれから20年以上の月日が流れていた。僕はたまらなく無常を感じてしまった。

これも人生と言ってしまえばそれまでだが。

僕は、そんなに強くない。かといって、思い出の中で生きていこうなんてキザでペシミスティックな人生を送りたいとも思ってはいない。ただ、自分が今、此処にこうして居るということ。つまりそれは、あの時、そこに確かに居たという事実があってのこと。時間は流れるものである。しかし、その流れは途切れることなく、つながっているのである。

思い出との再会で、僕は今あらためて自分の立ち位置を見つめなおすことが出来たような気がする。明日へ踏み出す一歩のために・・・。

思い出の中で出会ったたくさんの人たち、ありがとう。

また、つまづきそうになったら、思い出の扉を開けよう。

■詩人田村奈津子のホームページ
http://www.knet.ne.jp/~toshi/natsuko/

季節はずれの鉄線

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 15:59:31

今年の夏先に咲いた鉄線あるはクレマチス。その美しさはサイトでも紹介済みだが。なんと、新しいつぼみをつけ昨日咲いた。オフクロとともに眺めてはいろいろ話をした。

「ボケとるなあ、この鉄線。今頃また咲き出して・・・」

「何言いよっとかい。年に2度咲く鉄線もあるてタイ。○○さんが言いよんなはった」

「そぉーかいねえ」

「花は、何も言わんちゃ、ちゃんとその時期の来るなら咲くとたい」

「だけん言いよるとタイ。鉄線は夏の花て。今頃咲くとはおかしかもん」

「よかタイ。よかタイ。咲いたんだけん」

オフクロの最後のひとことで、すべては収束した。

それにしても、やはり鉄線はいい。キレイだ。大好きな花。No.1だ。

なんだか夏のそれより色が濃いような気がする

2005/09/24

Street Story~東京'80s (16)

Category: 08.ストリート・ストーリー — itochan @ 20:16:18

in my eyes...in my memories...

【視界の道草】 元麻布あたり

気のむくままに、いろんな街へ出かけては散歩を楽しんでいると、しばしば時間と空間の迷子になることがある。坂と大使館のある街、元麻布あたりも、そんなところだった--。

地下鉄日比谷線広尾駅近くにあるナショナル・アザブ・スーパーマーケットに買い物に行った時のこと。気候もいいし、ひさしぶりに麻布十番の方まで歩いてみたくなった。

有栖川宮記念公園を左に見ながら南部坂を上る。途中には南部坂教会や大使館などがある。建物の落ち着いた色調は公園の木々とよくマッチしていた。坂を上りつめ、突き当たったら右へ折れ、ゆるやかな一本松坂へ。氷川神社や、ステンドグラスが美しい安藤記念教会を眺めながら歩く。教会の庭ではサルスベリの木が赤い花をつけ、行き交う人の目を楽しませてくれる。

西町インターナショナル・スクール前にくると、にぎやかな子供たちの声が聞こえてきた。元気のいい子供の声は、なんとも気持ちのよいものだ。この学校には外国人の生徒が多く、学校の名前や駐車禁止の立て札などのあらゆる文字が英文と和文で表記されている。これが仲良く並んでいるのがなんとも面白い。校舎のつくりも、東京で見かけるものとはまるで違っている。どちらかといえばアーリー・アメリカン調。ベージュっぽい壁に白い大きな窓枠。古き良き時代のイメージだ。最近の無味乾燥な建物と違って、あたたか味を感じる。黒板に向かってしきりに字を書いている外国人の先生。その横に片付け忘れたのか季節はずれの扇風機がちょこなんと座っている・・・。あたかもアメリカかどこかの街の、しかも何十年も前の風景が、そこにあるような錯覚をおぼえる。時空を超えて、つかの間の異邦人にしてくれる・・・。

散歩の一番の面白さは、日常生活とはまた違った風景や発見ができるところにある。道草もまた生活の調味料だ。

(1985年9月25日)

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コラムの最後に書いた1行。「道草もまた生活の調味料だ。」

最近の自分の生活をふり返ってみて、あらためてうなづきたくなるし、忘れているなと思う。目的のためばかりに動いている。たまには、あてもない散歩をやりたいものだ。

Street Story~東京'80 (15)

Category: 08.ストリート・ストーリー — itochan @ 19:30:32

in my eyes...in my memories...

【幼いころの思い出が並ぶ】 日暮里駅前/食品・玩具問屋街

スノッブなデートコースにもなっていた

小さな手の中に10円玉を一つ。ギュッと握りしめ、いちもくさんに走っていった駄菓子屋。10円クジで「スカ」を引いて、くやし涙で鼻をグスグスいわせていたハナタレ小僧に駄菓子屋のオバチャンが「ホラ、もっておいき」と、くれたアメ玉のしょっぱい味。幼いころのだれもが持っている甘酸っぱい思い出だろう。

国電日暮里駅東口から2分ほど歩いた所にある食品・玩具問屋街は、そういった幼いころの思い出に出合えるところだ。2メートルほどの狭い小路をはさんで駄菓子屋や玩具屋が長屋のように並ぶ。問屋といっても小売りもやっている。ラムネ菓子、あんずアメ、味付けスルメ、ビーズ、ブリキのオモチャ・・・昔なつかしいものが店内に所狭しと置かれている。アメ玉は1個5円ぐらいから、高いものでも20円ぐらいだ。いくら値上がりしたとはいえ、まだ子供たちのおこづかいで十分に買えるところがウレシイ。最近流行のパステルカラーは玩具にまでも及んできた。昔は変色が主流だった。それに今から思えば笑い話のようだけれども《男色・女色》というものがあり、桃色(当時はピンクとは呼ばなかったと思う)など男の子は絶対買ってもらえない色だった。

10数軒ある店々を行ったり来たりしていると、いつかしら手の中に10円玉を握りしめた子供になっていく・・・。いろんな花火が置いてある店で線香花火を買った。なぜか昔から季節はずれの線香花火を見るのが大好きだった。

(1985年9月17日)

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問屋街というところは結構面白い。東京なら日本橋の衣料関係の問屋街とか、熊本なら唐人町界隈。天気のいい昼下がり散歩がてらに出かけてみるといい。

2004年、ここも再開発で取り壊された。跡地には高層ビルが建つらしい。

変わり続けなければ死に絶える街、それが東京かも知れない。合掌。

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 19:00:28

●サボテンを 枯らし 四十路も 間近かな 

●連休ともなると昼間の繁華街は人、人、人、人の海。それに引き換え、bARは季節はずれのサイレント・ナイト。

2005/09/23

RIEさん、楽しい時間をありがとう。

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 19:16:41

●昨日9月22日の話である。

「ホームページを見て来ました」と、その女性は言いながら微笑んでいた。東京から仕事で熊本に一昨日から来ているという。

「雑誌で、こちらを見て来たいと思ったんです。昨日の夜に場所とか下見に来て、今日来ました」

笑顔が可愛らしい。笑顔のわりには一人で初めてのBARの扉を開けるとは中々の勇気のある人だと思った。RIEさんという。

「一人でいろいろ行動するのが好きなんです。みんなといると自分の行きたい場所や食べたいものが優先できなくて・・・いつもこうして一人であちこち行くんです」と笑みを絶やさず答えてくださった。

東京で看護師のお仕事をしているそうで、熊本入りは学会でお見えになられたという。しかし、年齢は25歳だというから、よほど仕事のできる方なのだろう。

だいたいは日本酒党らしいが、最近になって焼酎を飲み出したそうだ。注文は、最初日本酒と考えたが、「せっかく熊本に来たんですから焼酎を何かオススメしてください」と。

お店がゆっくりしていたおかげもあって、長い時間いろいろとお話させていただいた。お店のこと、飲み方のこと、熊本の名物の食べ物のことなどなど。面白いことにRIEさんは僕の話すことを、しっかりとメモしている。

「失礼とは思いましたが、私にとっては授業を受けているようなタメになるお話なんで・・・」

僕の説明って、そんなに辛気臭いかな~?

ひと席空けて常連のI君がやって来て座った。三人で、それこそいろんな話になった。とうとう最後は「それじゃ明日、熊本の裏名物のジャンク・フードを食べに行きましょう」という話になった。

裏名物のジャンク・フード。何を隠そう《福田流ちょぼ焼き》だ。I君がRIEさんにちょぼ焼きを説明するがどうもイメージがつかめないらしい。もっとも、I君はなにせ口ベタ。というより核心を伝えず、外側の説明ばかりで、肝心なことは話さない・・・まるでそれは、ちょぼ焼きの《皮》のような話ばかり。中身のことは伝えていなかった。

ごうを煮やした僕は、それじゃ伝わるものも伝わらないよと、RIEさんにこう説明した。

「ジャンクなお好み焼きっていう感じですよ」

彼女は一発で想像がついた。I君はガクンとしていた。

しかし、盛り上がったちょぼ焼きツアーは結局ダメになった。明日は学会が5時まであるらしく、ちょぼ焼きのお店は4時閉店。これじゃ、ムリだ、と。残念。無念。

気がつけば時計の針は午前4時をさしていた。ひさしぶりにいろんなお話をさせていただいた。帰京は明後日の午後。午前中は阿蘇のカドリー・ドミニオンに行って動物と触れ合ってきますと、まるで小学生のような期待にワクワクといった感じでニコニコしてらっしゃった。

東京生まれの東京育ちのRIEさん。お帰りの際は階段下までお見送りをした。「本当は2時までなんでしょ。遅くまですみませんでした」と丁重な挨拶をされてホテルへと向かわれた。

名残惜しい時間。たぶん、もう二度とお会いすることはないだろう。一期一会。BARとは、こういうものだ。

RIEさん、楽しい時間をありがとうございました。

2005/09/22

Street Story~東京'80 (14)

Category: 08.ストリート・ストーリー — itochan @ 19:45:59

in my eyes...in my memories...

【美術オリエンテーリング】 散策路美術館ルート

たまには人ごみを逃れて散歩でもしてみたくなる。そんな時は渋谷の松濤へ行くことにしている。このあたりは閑静な住宅街で、同じ渋谷でも公園通りのにぎわいと対照的にひっそりとしている。近くには松濤美術館、観世能楽堂などがあり、その上家々はどれも個性的な外観で飽きることなく目を楽しませてくれる。ちょっと歩き疲れたら鍋島松濤公園でひと休み、緑に囲まれた池のある公園だ。

最近、このあたりを組み入れた《散策路美術館ルート》という散歩道が開発中だと聞いた。コースは、ハチ公前から、東急本店、松濤美術館、鍋島松濤公園、観世能楽堂を通り、渋谷公会堂を左へ折れ、公園通りを下って渋谷駅へ。つまり、ひと回りすれば渋谷の動と静が楽しめるワケだ。また、この散歩道には道標の役目としてストリート・ギャラリーというものが立っている。スチール製の塔で、その中には有名な彫刻家の作品が展示されている。いろいろな作品を見ながら、導かれるままに渋谷の二つの顔も楽しめる。まさに美術オリエンテーリングだ。

パルコ前にも塔はある。気付いた人は何人いるだろうか。

(1984年9月26日)

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この散策路は今いったいどうなってしまっただろうか? 取材以後数回行ったことがあるが、あれから全く・・・もう20年以上経つ。ずいぶんと変わってしまったのだろうか。いや、住宅街であるから、それほどまでには大きく変わっていないことだろう。それに比べて「動」の渋谷側はまるで別の街のように様変わりしてしまった。

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 17:10:00

こんにちは。曼珠沙華が咲き競う秋のお彼岸の熊本上通並木坂bar伊藤から季節のお便りです。

さて、再び明日から3連休。街は本当に人がいなくなってしまいます。皆、行楽かいな?いいなあ。

こんな天気のいい日は、僕もやなまみハイウェイでもカッ飛ばしたいものです。初秋の風に吹かれながら、好きな音楽、そして大切な人と・・・なんて“アリエナ~イ!”ことを考えつつ、気分だけでもと性懲りもなく温泉に行ってプハァーっとしてきました。

さて、秋の夜長。美味しいお酒と素敵な音楽・・・どう?

Street Story~東京'80 (13)

Category: 08.ストリート・ストーリー — itochan @ 17:07:05

in my eyes...in my memories...

【ビル街の忍者たち】 常盤橋公園あたり

八重洲口にある書店へ行った帰りだった。ふだんあまり足を向けることの少ない東京駅周辺をなんとなく散歩してみたくなった。駅前を通り、常盤橋公園の横、ガードをくぐり抜け丸の内へ・・・というコースを立ててみた。

午後五時三十五分。駅周辺は帰宅を急ぐ人たちでゴッタがえしている。人はビルの谷間から、吸い込まれるように駅へ向かう。そんな人の流れに一人だけ逆らって歩いていると、後ろめたい気分になるのはどうしてだろう。

九月ともなれば、日が暮れるのも一段と早い。常盤橋公園あたりに来た時は、薄暗くなっていた。車の行き交う騒音のすきまに数人の声が聞こえてきた。何だろうと思い、公園へ入ってみた。そこには石垣があり、女性をまじえた十人ほどの若者たちが、しきりに石垣にしがみついている。そしてある者は上へ、ある者は横へと器用に移動していく。一人の若者に話を聞いてみたら「フリークライミングの練習」だという。ここで練習をして本番に挑むというワケだ。

この石垣、もともとは常盤橋御門。江戸城大手外郭の正門にあたるそうだ。
 
林立するビルの谷間で、石垣にしがみつく若者たち。都会ならではのその不思議な光景を見ていたら「ビル街の忍者」という言葉がフイと浮かんだ。

(1984年9月18日)

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東京の隠れた名所というべき常盤橋公園。県外の観光客はまったく来ない。東京および周辺住民で、なおかつ東京に興味を持っている人ぐらいしか来ないような旧跡である。あの頃はフリークライミングがにわかに脚光を浴び始めていた頃だったと思う。今、果たして忍者たちはいるのだろうか・・・

=オマケ=
■東京DE気ままにお散歩(常盤橋公園)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tokyo-sanpo/3b.htm

2005/09/21

特別純米「福貴野」袋吊り(辛口)

Category: 新入荷美禄案内 — itochan @ 20:06:50


■特別純米「福貴野(ふきの)」袋吊り(辛口)

信頼のおけるA酒店さんから「なかなか旨いですよ」と勧められて仕入れたお初もの。大分のお酒と聞いて、最初は「かなり甘いというか濃い味だろうなあ」と思っていたが、意外や意外。シャープさをもったコク・旨味・キレのあるお酒だった。あるいは“呑み助が喜ぶお酒”といった感じだ。

テイスティングの際、大抵そば猪口を使うのだが、今回はあえてグラスにしてみた。それもバカラのショット・グラスで。たまには洒落てみようと・・・そういう訳ではないのだが、冷えたお酒が手の温もりで次第に温まっていく間に、香りや味わいを変えていくのを楽しみたいと考えたからだ。

まずは、冷えたグラスを静かに口元に運ぶ。mmm・・・さほど香りは強くないなあ。たしかに吟醸ではないから、当然といえば当然だ。ほのかにお米の香りが漂う程度。多少冷やしすぎたせいもあるだろう。掌で包み気持ち温めてみた。おだやかだが、少しずつ香りが立ちはじめてきた。日本酒特有のお米の香りの奥に、ほのかに吟香がする。低温で丹念に造ったというだけある。

口の中へするりと流し込む。舌の上で転がしてみる。柔らかく入ってきたかと思った瞬間、ピリッとした、辛口らしい刺激が味蕾をくすぐった。と同時に口の中でふわっと広がり、アルコールが鼻孔からつーっと抜けていく。嫌味はまったくない。キレもいい。それどころか、口に含んでから鼻に抜けていくまでの過程がなんとも心地好い。

淡麗・辛口ばかりがもてはやされるが、これはしっかりと旨味をもったお酒である。かと言って、これまた流行りの、純米無ろ過生原酒に代表される“旨口”とは違う。シャープさをもったコク・旨味・キレの3拍子が実に見事だ。

んん~っ!これは呑み助が喜ぶお酒だ!

この『福貴野』はアルコール度数が一般のお酒より少し高い。それが辛口感を際立たせているのだろう。

しかも、実は・・・この特別純米『福貴野』には2タイプあり、これは贅沢な“袋吊り”の方だという。九州でも数軒のお酒店さんしか扱えない稀少品。だから、旨味が違うんだ! 水のようなサラリとした感触ではなく、どう言ったらよいか、“メロウな”と表現すればおわかりいただけるだろうか? しかし、決してマッタリとはしていない。

さて。肝心の飲み方である。アルコール度数が高いせいもあるので、冷やしたものがゆっくり常温にもどっていくのを楽しむのがいいと思う。もしくはぬる燗。人によって飲み方はいろいろだが、辛口はアテと合わせていただくとより美味しく味わえると思う。ちなみに僕は無謀にも鶏の唐揚げとともに飲んでみたが、少しも負けなかった。

若き醸造責任者・瀧上新和氏、渾身の1本。中々に、旨かった。

 

■特別純米「福貴野」袋吊り(辛口)
原料:米、米麹、アルコール度数:17.0度以上18.0度未満、
原料米:五百万石(福岡県嘉穂地方産)100%、精米歩合:55%

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 19:22:00

●ついに、というか、やはり噂のイワサキ氏。今週いっぱいでお店をあがるらしい。その後は・・・なんだか聞くところによると1年間修行僧のごとき生活に入るとか? 詳しくわかったら、またご報告したい。それにしても、ひとところに落ち着かないイワサキ氏である。まっ、彼らしいといえばらしいが・・・。

2005/09/20

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 19:10:01

こんにちは。藤崎宮秋季例大祭も終わり秋を迎えつつある熊本上通並木坂bar伊藤からのお便りです。

さて、秋らしくなった今日この頃ですが、やはり秋といえば日本酒。というわけで続々日本酒が入荷しております。

注目はなんといっても「福貴野・特別純米袋しぼり」。大分のお酒ですが、なかなかの旨さです。冷やで、ぬる燗で、どうぞ。焼酎も色々。

また、好評でしたシャーベットはまだご用意できますよ!

京子先輩から便りが届いた

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 16:37:44

中学時代の先輩で、bar伊藤の常連さんでもあった京子先輩から葉書が届いた。

最近ご無沙汰だなあと思っていたら、転勤で現在は別府におられるとこのこと。季節感のあるお葉書をいただいたので紹介しようと思う。

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お元気ですか? ご無沙汰しています。
転勤で別府に来て 半年がすぎました。
伊藤さんのお店がなつかしいです。
別府は まさに 温泉地帯で 
それはそれでよいところです。

もう秋ですが やまなみハイウェイを運転するのもよいものです。
すすき、ワレモコウ、リンドウ・・・など
道端の山草もあらためて新鮮ですばらしいと思います。きれい!
寒くなったら 日本酒をのみたいです。

お元気で ご活躍下さい。

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ものすごく美人の先輩だ。中学時代もずいぶんとモテたのだろうと思う。以前働いていたお店に偶然いらっしゃってからのお付き合いだ。

ご実家も僕の家と近かったが、なにせひとつ年上の先輩だったから話すどころか、遠くで見るくらいがせいぜいだった。でも、実際(何十年後ではあるが)話してみたら思い切り気さくな人だった。ちょくちょくお出でになられてはいろんな話をさせていただいた。

別府かあ~、中々お会いする機会はないなあ。でも、お元気そうでうれしい。

秋にやまなみハイウェイをドライブ。いいなあ。もう少し秋が深まったら出かけたいな。

京子先輩も、お元気で。ご活躍ください。同じ空の下、違う街ですがお互い頑張りましょう。

2005/09/19

Category: 02.お品書き — itochan @ 18:39:32

●やっとのことで「秋だから、こんな歌を」のアルバム・セレクトを終えた。ふうっと、ひと息だ。

●お店の外ではボシタの楽隊の演奏がはじまった。ラッパ、太鼓・・・秋も深まりつつある。

●やはり「旅日記」がはかどらない。続きはもうしばらくお待ちいただきたい。

ミユキちゃんねる⑩

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 17:32:38

【観月会】

職場で月見カフェをしました。
キレイだなぁ、お月さま。
さぁ~帰ろう~

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i-shotでお月様を撮るなんざ、ミユキちゃんらしいです。

2005/09/18

中秋の名月と曼珠沙華

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 17:22:01

今日9月18日は『中秋の名月』。しかも今年は満月だそうだ。

「えっ、毎年満月じゃないの?」と思われる方もいるかも知れないが、実は毎年この中秋の名月が満月というわけではない。

今日のお天気は、全国的に「曇りときどき晴れ」という所が多いらしい。今朝というか昨日の営業明けに見た月は見事なくらいにまあるくキレイだった。あんな月を見ると得した気になるのは僕だけではないだろう。

朝晩涼しくなった今日この頃。我が家の庭にも曼珠沙華がキレイな赤い花を咲かせている。酔狂かも知れないが、その花にライトを当てて暗闇に浮かび上がらせて月見をするのが好きだ。人によっては気味悪がられるが、中々オツなものである。しかも、今日は満月。早めに営業を終えてお月見でもするか!雲の切れ間にポッカリと顔を出す満月を愛でながら、今宵のお酒は何にしよう。

四季にいろんな花が咲く隣家の庭

2005/09/17

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 19:10:00

こんばんは。秋風にボシタの鉦と太鼓の音が乗ってやって来る熊本上通並木坂bar伊藤から営業のお知らせです。

平素は格別のお引き立てを賜り感謝にたえません。

さて、明日9月18日(日)は営業いたします。

なお、明後日9月19日(月)は祝日のため店休とさせていただきます。

何かとご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

9月18日(日)は営業します

Category: 営業案内 — itochan @ 17:56:23

お客様各位

平素は格別のお引き立てを賜りまことにありがとうございます。

さて、明日9月18日(日)は営業いたします

なお、明後日9月19日(月)は祝日のため店休とさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

bar伊藤・店主 伊藤幸登

2005/09/16

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 19:21:59

●うわさのイワサキ氏。またもやPoohの肩書きにもどるというらしい。詳しいことはわからないが、変化が好きなオトコというか、トラブル神が憑りついているのか、とにかく長持ちしない人物だ。いずれにせよ、それを苦とも感じないで生きていけるのだから大したものだが・・・。聞けば“まっぽしさん”にみてもらったところ、今年の10月と、来年の春は運気がいいとか?!・・・幸運を祈りたい。それにしても彼の行くところ、なぜか面倒ばかりが起こるのは事実だ。

●午後3時頃。あまりの陽気の良さに、再び温泉に行った。と言っても街なかの温泉である。ビル最上階にあるそこは眺めがよくて、露天風呂に入っていれば、そりゃもう極楽。風もいくぶんかヒンヤリとしてきた今日この頃だから、なおのこと。湯で火照ったカラダを外気で冷ましながら、しばしの極楽気分。

ボ~っと、まるでお猿さんの湯あみの如くユルユルになっていたら、「イトーさん。珍しいネ!」と声をかけられた。驚いて目を開けて回りを見たら知人の居酒屋のマスターYさんだった。この人物は毎日仕込みを終えた後この時間帯に入浴に来ている。

何気なくYさんのカラダを眺めた。すると真っ白。焼けてないなあ~。カラダどころか腕、足、顔まで。そりゃそうだ一日中屋内だもんな。そうつぶやくともなしに出っぱったお腹を撫でながら自分のカラダを見たら、同じく真っ白い。色白というのではなく、どちらかといえば“不健康的な青ッチロさ”と言った方が当たっている。お互い、健康には気をつけないとな。

まっ、せっかく気分転換に来たのだから、あんまりイヤなことは考えずに・・・とザブンと浴びて僕はお風呂からあがった。

そとは快晴。秋晴れというには少々気が早いが、火照ったカラダに風はヒンヤリと気持ちがいい。僕はさっぱりした顔でお店へと歩いて行ったのだった。

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 16:10:00

こんにちは。秋風が心地好い熊本上通並木坂bar伊藤から[伊藤通信]をお届けします。

つい今しがた眺めの良い温泉に行って来ました。今日は天気もいいし、露天風呂にザブ~ン。なんと気持ちのいいこと! 見上げれば青空。午後の光の中でボケ~っと時遊人。頬をなでる風はしっかり秋していました。西に金峰山を眺めながら午後の贅沢・・・ああ~たまらんワイ。うらやましいだろ! 

というわけで気分もリフレッシュ。週末の営業、頑張ります。そうそう、ひさしぶりに香露の大吟醸入荷。早い者勝ちです。

2005/09/15

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 20:24:39

●旅愁というのだろうか。旅から帰って来てからというもの、中々気持ちの重心をどこへ置いたらよいのか位置が定まらないでいる。

それを理由にしたくはないのだがBLOGの方もさっぱり更新できずにいる。さあ、書こう!と意気込んでみても中々筆が進まない。困ったものだ。

仕事の方は相変わらずマイペースでやれているのだが・・・なんか、面白いこと見つけないとなあ~。

今度、「夏の歌」に続いて、「秋だから、お気に入りの映画」なんて募集しようかな?! あんまり映画観ない僕なのに・・・???

2005/09/14

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 16:10:01

こんにちは。最後の残暑に向かう熊本上通並木坂bar伊藤より営業時間の変更のお知らせです。

本日9月14日(水)は、誠に勝手ながら午後10時開店とさせていただきます。

お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

なお、明日からは平常通りの営業時間となります。http://itochan.com/blogs/

bar伊藤 店主・伊藤幸登

2005/09/13

営業時間変更のお知らせ

Category: 営業案内 — itochan @ 17:02:57

お客様各位

平素はbar伊藤をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

さて、9月14日(水)は、

誠に勝手ながら下記の通り営業時間を変更させていただきます。

■午後10時より営業いたします

何かとご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いしたします。

bar伊藤・店主 伊藤幸登

2005/09/12

1本のカセット・テープ

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 21:19:26

9月10日土曜日の話になる。鹿児島からひさしぶりに慎ちゃんが奥さんのユカコちゃんと一緒にお店に来てくれた。昨年の12月に結婚した二人。夫婦になる前からの付き合いだ。

僕が東京から都落ちして来て最初に友達になったのが慎ちゃんだった。初めて会った時からすごく親切に仲良くしてくれた。そのきっかけは映画だった。どんな映画が好きか?と聞かれて「たぶん、誰も知らないだろうけど、『ジェレミー』って映画が大好きなんだ」と言うと、慎ちゃんも「オレも好きだ」と意気投合し、それからの友人である。

ジェレミー
ジェレミー

出会ってからまもなくだった。彼に1本のカセット・テープをあげた。中身は僕が好きな音楽ばかりを入れたもの。それがいたく気に入ってくれたらしく、なんと今もそのテープを車の中に入れていて、たまに聴いているという。

聞けば慎ちゃん夫妻の帰熊の予定は実は先々週の土曜だったらしい。ところが僕が臨時店休することを[伊藤通信]で知り、予定を1週間遅らせてくれたというのだ。わざわざbar伊藤に来るために。涙が出そうだった。

そんなこともあり、僕は「もう今日は特別だ!」と慎ちゃんのために店内BGMを変更。彼が好きだろう音楽を立て続けに流した。キャロル・キング、アメリカ、そしてユーミン・・・よろこんでくれた。一緒になって歌い出した。僕も歌った。お客様は彼ら2人のほかに常連のI君。彼もニコニコしていた。

僕は思い出したかのように慎ちゃんに1枚のCD-Rを差し出した。

「何や?」

「あげるよ。慎ちゃんが好きな・・・ほら、あのテープに入っていて気に入っていたヤツも偶然入れてたから」

「おお~っ!」

慎ちゃんは鼻唄のようにしてその歌を歌い始めた。

うれしかった。東京から帰って来て、友達という友達が一人もいなかった頃に友達みたいに付き合ってくれた慎ちゃん。共通の女友達を奥さんにしたこともうれしい(焚きつけたのは僕でもある)。こうして時間が取れるとわざわざ会いに来てくれる。親友と呼ぶには、むずがゆくて恥ずかしいが、あえて慎ちゃんを親友と呼ばせてもらいたい。

夏のDMを見て「胸がキューンってしたぞ。伊藤氏だなあ、このセンス」と褒めてくれた。僕が何かの拍子で「夏の終わりだから・・・」と言うと、そんな言葉が吐けるのはコイツぐらいよ、とユカコちゃんに説明してくれた。マジにむずがゆくなってきた。「もう、いいよ」と僕。

楽しい時間はあっという間に過ぎていくもの。そろそろ閉店時間となった。「それじゃあ、オレたちも帰るか」と慎ちゃんはユカコちゃんに伝えると席を立った。もう少し時間があればなあ。話したいことは山ほどあった。でも、またの機会に。

ひさしぶりの再会。慎ちゃんは相変わらずだった。同窓会で会った旧友。そして慎ちゃん。9月に入って、大切な人との出会いが続き、僕はすごく幸せだ。

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 19:28:30

●9月11日。忘れもしない、あの日。そして日本はというと・・・衆院選に沸き立っていた。各局おしなべて速報ばかり。うんざりだ。

一日経てば、否が応でも結果は出る。出口が見つからない、傷もいやせぬまま4回目の9月11日を迎えたアメリカ。イヤ、全世界の人々。

喉もと過ぎればなんとやら・・・歴史を捨て続けてきた貧国。

●京都で日本酒バーにおじゃました。知識の豊富なマスターといろんなお話が出来て勉強になった。「井の中の蛙」だった自分を知った。開店1年半ちょっと。このへんで、じぶん維新をしなければ。

もうすぐ秋だから・・・

Category: こんなんもあります♪ — itochan @ 19:25:39

旅から帰って来て。岐阜の山あいの町、郡上八幡はまだ晩夏の匂いを漂わせていたが、目を凝らし、耳を澄ませば、秋の気配をかすかに感じられた。水と踊りの町、郡上八幡。好きになった。もう一度訪れたいと。こんな気持ちにしてくれた町も多くはない。

で。そんな秋の気配を感じたくて。旅に出る前に注文していたCDが数枚。昨日届いた。その中で、期待は当然していた1枚だが、その期待を超える素晴らしいものがあった。これから一歩ずつ秋に向かっていく日々にしっとりと聴きたいアルバムです。

秋だから、こんな歌をVol.1



■キャロル・キング/ベスト・ヒッツ・ライヴ~リヴィング・ルーム・ツアー (2005年/CD)

名作「つづれおり」から30年以上。今もなお素晴らしい歌を作り、歌い続けているキャロル・キング。僕のフェイヴァリット・ミュージシャン。彼女の歌を聴くと勇気が湧いて来る。

彼女の弾き語りをメインにした最小限のバックでのアットホームな雰囲気あふれるライブ。目を閉じて聴くと臨場感もアップ。「It's Too Late」などの代表曲をはじめ最新作まで、まさにタイトル通り、たっぷりと彼女の魅力が堪能できる。幸せになれる1枚。

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秋だから、こんな歌をVol.1



■アンリ・サルヴァドール/サルヴァドールからの手紙 (2000年/CD)

できることなら9月中に聴いて欲しい。それも、夏を追いかけて南の島あたりのリゾート地で。真夏より、風の中に少しばかり夏の終わりを感じさせる分子が含まれはじめた晩夏の頃に。そうすれば完璧にハマります。

すでに80歳を超え、今も現役で歌い続けているフランスの伊達オヤジ。

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秋だから、こんな歌をVol.1



■グレッグ・オールマン/レイド・バック (197年/CD)

暑い季節が去った後。みんなが街へ帰ってしまった海へ。それは埠頭でもかまわないし、砂浜ならなおいい。肌深く染み入った夏のほてりをやさしく冷ますようなグレッグのくぐもったヴォーカル。柔らかく乾いたメロディ・ライン。M②の「QUEEN OF THE HERATS」であの横顔を思い出して、M⑤「THESE DAYS~青春の日々」で涙を流し、M⑦「ALL MY FRIENDS」のギター・ソロに夏の日に思いを馳せる・・・。秋は心とカラダを癒す季節かも知れない。初秋という言葉より、夏の終わりという表現が好きだ。

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 18:10:01

こんにちは。熊本上通並木坂bar伊藤から季節のお便りです。

あまりの暑さにアロハに袖を通そうとした時「やっぱ、季節っぱずれだよなぁ~」と着替えてしまいました。

早いもので旧友たちとの同窓会から1週間が経ちます。ホント、時の経つのは早いもの。熊本ではもうすぐ藤崎宮秋季大祭。一歩一歩秋に近づいているんですね。

僕はといえば、夏バテなのか旅ボケなのか、調子が戻らず、朝早く目覚めたり、一日中眠かったり・・・困ったもんです。そろそろ夏の疲れが出てくる頃です。皆様もお気をつけください。

2005/09/09

あの頃の僕は

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 21:10:52

【あの頃の僕は】作詞・作曲:伊勢正三

あの頃の僕は若すぎて 君の気まぐれを許せなかった

そんな君の優しさは おとなびていました

机の上に編みかけの セーター残していったまま

朝から続く雨の日に 泣きながら飛び出していった

君はもうこの古いアルバムの中の 想い出の女として

小さな灰皿の中で 燃えてゆくのです

君の長い髪はとても 素敵だったと言いたかった

別れの言葉が夢の中で こんなにきれいに響いてます

僕の心の片隅で つぶやいた言葉

たとえば誰かの小説の ひとつの甘いフレーズとして

僕の心の本棚に しまっておけるものなら

君はもう二人でいつも買ってた 合挽きのコーヒーの

あのほろ苦い味も 忘れたことでしょう

今は一人部屋の中で コーヒー沸かしているんです

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 19:09:10

●さて。今日から日常に戻ります。コツコツと頑張ります。一週間弱のリフレッシュ休暇の旅は、初日をのぞき雨ばかりでしたが、それなりに収穫もあったかな? まあ、こういったものは三年殺しみたいにじわりじわりと現れてくるものですから。

●iichikoさんの営業の方が2人、再びやって来られた。うれしいことにbar伊藤をとても気に入っていただけたようだ。ここでも頑張らないと!

●来週9月12日(月)に水道町のフェリシアで懐かしきエリック・アンダースンのライブが行われる。70年代前半に“愛”“放浪”といったテーマを歌い、シンガー・ソングライター・ブームの先鞭をつけた人物。1972年に発表された名作『BLUE RIVER』は今聴いても感動させられる。ちなみにこのアルバムはbar伊藤にも宝物として棚にしまってあります。

見に行きたいなあ~。でも、お店あるし。しかも、80名限定だとか。こう言っちゃなんだけど、アソコって音悪いし、オール・スタンディングだしなあ~。きっと、オヤジとオバサンばかりだろうし。でも、やっぱり。二度と見られないだろうし・・・こんなことばかり言ってたらチケット売り切れるに違いないが、悩むなあ。http://www.felicia.co.jp/LIVE/live.html

●遅くなったが、「いい日、旅立ち、あとの祭り。」の写真をアップした。少しは臨場感が伝わるかな?

●当ウェブサイトで、にわかに話題となっている伊勢正三の「あの頃の僕は」。イルカの歌で大ヒットしたが、聞くところによれば正やんバージョンがあるとか無いとか? どなたかご存知の方、おられましたら教えてください。

と、ここまで書いてはみたものの、僕なりに探してみましたが、やはり正やんバージョンはないようです。たぶんY◎RIK◎さんはライブかなにかで聴かれたのではないでしょうか。

それにしても僕のブログにコメントがこんなに書き込まれたのは初めてだ!うれしい。もっと、もっと、書いてよ! でも、きっかけはcraft-domon君の「正やんネタ」だった。僕もみんなが書き込んでくれるようなネタを書かなくちゃな!

2005/09/08

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 17:01:12

こんにちは。気力体力使い果たした熊本上通bar伊藤の店主から無事帰熊のお知らせです。

店休中は何かとご不便をおかけしまして誠に申し訳ありませんでした。たっぷり息抜き…どころが精根尽きた旅となりました。

皆様は台風の影響はいかがでした?旅先でも熊本への影響が気になりテレビばかり見ておりました。

さて、旅のお土産は…笑顔と失恋話です。すんませんねえ~、こんなヤツで(笑)HPでも徐々に旅日記を綴っております。

なお、営業は明日金曜日となります。よろしくお願いいたします。http://itochan.com/blogs/index.php?cat=60

2005/09/04

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 19:10:01

こんばんは。出張版[伊藤通信]です。

昨日は怒涛の同窓会一泊コンパでした。皆オヤジ・オバサンになっていて…でもちっとも変わんなくて、朝の3時近くまで延々と飲み、語り合いながら旧交を温めました。

二日酔いの頭を抱えた中年男女13名で神奈川県は城ヶ崎へ。波しぶきが見事な最高の景勝地。僕はそんな眺めもそこそこにところてんを食べながら死んでいました。

で。一路、のぞみで名古屋入り。愛・地球博のせいか、駅周辺は黒山の人だかり。人波をかき分けカフェで一息。メルマガ書いています。

2005/09/03

ALONE VACATION

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 05:01:27

遅い夏休み、満喫してきま~す!

みなさま。僕のワガママをお許しください。

リフレッシュ&ブラッシュ・アップして帰熊します。

元気な顔でお会いしましょう!

では。出発。・・・・・・それにつけても一人旅の情けなさよ。。。

2005/09/03

2005/09/02

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 20:10:01

こんばんは。なにやら台風の進路が怪しい熊本上通並木坂bar伊藤から「臨時店休」のお知らせです。

誠に勝手ながら、明日9月3日より8日(木)まで臨時店休とさせていただきます。

目的は? あてのない、遅い夏休み。ぶらり一人旅を楽しんで参ります。美味しいもの食べて、旨いお酒飲んで…一人じゃ難しいですけどね…。何かを期待して旅行鞄を抱えて明日早朝出発します。

では。台風を逃げるように旅立つ僕をお許しください。お土産話を期待しててネ!

9月9日(金)から平常通り営業いたします。

2005/09/01

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 18:59:38

●九月である。もう!?である。3/4近く過ぎてしまった。変わったもの…いくつかある。変わらないもの…いくつかある。変わらないために変わっていく。

●ご報告したように9月3日から、遅い夏休みをいただく。お店を経営している者として少し長過ぎる休暇であることは重々承知だ。しかし、今しかない時間。今しかない自分。今しかない場所、そして今しかない出会い…いろんな事を考えたら、やはりクレームをつけられそうだが、夏休みをいただこうと。帰って来たらお土産話…そんなシャレたもの、僕に出来るのかなあ?

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