itochan room
[ bar伊藤 ] - 熊本市上通町11-6 エイブル並木坂ビル3F  [ TEL.FAX ] 096-323-8688
[ 営業時間 ] - 19:00 ~ 翌2:00  [ 定休日 ] - 日曜日

2009/09/30

お気に入り

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 21:53:25

たまに覗くブログがある。いわゆる“グルメ系ブログ”。それも居酒屋中心である。(たまにバーなんかも登場したりするが)

このブログで情報を得ようと覗いているわけではない。東京は渋谷近辺を中心に城南エリアに点在する、知る人ぞ知るような隠れたお店を紹介している。

しかし、そのお店で出されるメニュー写真がアップされてはいるものの、ブロガー本人の個人の感想は述べられていない。味やサービス、内装といったことに関して「ベタ褒め」とか「悪口」といったものにまったく触れらていない。

ひたすら、ただただメニューのどデカい写真が続く。そして、その写真とは直接的に関係のないようなブログが綴られているのだ。

だが、それが実に面白いのだ!!

とにかく素晴らしい。こういうグルメ・ブログが存在するんだと関心した。

センスがいい。ナイス・センス!である。

まあ、僕がとやかく説明するより、そのブログの一部をご紹介。

 
 
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居酒屋において、隣り合ったお客さんに最も訊いて欲しくない事。
 
 
「仕事、なにやってんの?」
 
 
 
なんだっていいじゃないですか?
それを訊いてどうするのですか?
そう訊く前に、ご自分が名乗るのが筋ってもんじゃありませんか?

しかし、そうとも言えず、俺は結局嘘をつく。
正確に言えば嘘と迄は言わないが、かなり遠回しの表現をする。
それは、例えば、南西西向きの部屋を、南向きと紹介する不動産屋のように。
「へえ、あの場所で南向き・・・・ってことは南側の高層ビルに邪魔されて、日光なんて入って来ないんじゃないですか?」
そんな客からの突っ込みにしどろもどろになることになる。
「いやあ、だ、大丈夫、だと思いますよ。あのビルは・・・た、確か、南西向きですから・・・」
「意味なくね?」
「いやあ・・・」

誤摩化しは誤摩化しをよび、雪まろげのごとく膨張して行く。

オヤビン、俺っち、もう駄目っす。これ以上誤摩化しきれねえっす!

と、一時撤退、胸の財布に手が伸びようって時に

「じゃあ俺行くわ、またね、今度機会があったら聴かせてよ。」
と、隣が席を立ち帰って行き、ほっと一息つきながら、さてどうしよう、と悩む自称ピアニストなのであった。
      :
      :
      :

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・・・と、まあ、こんな感じ。まるで落語のようだ。いや、僕は密かにこのブロガーさんは落語好きな中年男性だと踏んでいる。しかも学者肌というか一般サラリーマンではない。も、もしかして女性かも??

ついでだから、もうひとつ。これがまた、せつなくて実にいいのだ。

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このお店を知ったのは、あるオフ会で知りあった美人ブロガーさんから教えて貰ったのがきっかけだった。
先日、久し振りに妻と一緒に再訪したので、
「また伺ってきましたよ!今度は妻も一緒でした。また一段と美味しくて満足でした。良いお店教えてくださってありがとう。」
というような、報告を兼ねた御礼を述べようかと、彼女のブログを久し振りに訪問したら、それは既に存在しないものになっていた。

「URLに該当するページが見つかりませんでした 。」

彼女のブログの代わりにモニターに現れたそんな文字をみて、

久し振りに電話してみたら
「おかけになった番号は現在使われておりません。」
と、受話器から聞こえてきた、長いこと会っていない旧友の笑顔を思いだした。

夏の終わりは、どこか寂しさが付き纏う。
 
 
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メニュー写真やお店の暖簾の写真はアップされているが、その「味」についてはまったく解説がされていない。

が、しかし。写真を見ながら読み終わった時、僕は無性に居酒屋、それも紹介されているお店へ行きたくなってくるのだ。

この秋、僕は上京する予定でいる。このブログで紹介されたお店に少なくとも1軒は訪ねたいと思っている。ただ、過度な期待などはまったくしていないが・・・(笑)

 
■お断り■
申し訳ありません。このブログ名等については一切お答えいたしません。

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 19:01:05

●懲りずに、またまたアナログLPを購入。それも2枚。

とはいえインターネットで探したから到着は、1枚は今週中で、もう1枚はアメリカからだから2週間はかかるんだろうな。前回もだが今回も70年代のマニアな名盤。


①ガイ・クラーク【OLD No.1】

ジェリー・ジェフ・ウォーカーと並んでテキサス・フォーク/カントリーを代表するガイのソロ1作目。CDはもちろん持っているのだが、どうしても30cm四方のアナログ盤が欲しかった。それくらいジャケットがいいのだ! 

小さくてわかりずらいだろうが、左に吊るされているデニムのシャツは絵。ガイの奥さんであるスザンナが描いたもの。



②チェット・ベイカー【枯葉~She Was Too Good To Me】

ご存知ジャズ・トランペッター/ヴォーカリスト。中性的なその声に誰もが魅了された。

このアナログ盤は2種類あって。一般的に見かけるのはシングル・スリーブの紙ジャケットだが、今回やっと見つけたのはゲートフォールド・スリーブと言って、2つ折りのモノ。広げれば、半分しか写っていない少女の顔が、裏ジャケのもう半分とともにしっかりと見て取れる。とにかく欲しかった。お店に飾りたくで仕方がない。

もちろんCDは持っている。

それにしても音楽を求めて買うのじゃなくて、今や懐かしき「ジャケ買い」。

ああ~、いつまで経ってもコドモしているなぁ~。でも、うれしくて飛び上がりたいくらい。早く届かないかなあ!!!

●今日で9月も終わり。早いものだ。連休があったり、お祭りがあったりと、アッという間に過ぎて行った。

さて10月。ふんどし引き締めて気合い要れなくちゃ!

2009/09/28

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 22:44:26

●ひさしぶりのYouTube動画の更新だ。

ロニー・レイン&スリム・チャンスによる【デブリ(Debris)】。

この歌はロニーのソロ時代の作品ではなく、フェイセズ在籍時代にリリースされた最高傑作との声も高い3作目【馬の耳に念仏(A Nod is As Good As a Wink to a Blind Horse)】に収録されている。

この動画は1974年のBBCでのスタジオ・ライヴ映像のようだ。

それにしてもロニーの声、大好きだ。

たまには、こうしたイナタいロックも聴いて欲しい。

●あれよあれよと言っている間に9月も終わろうとしている。

今日、メールをチェックしていたら1年ほど前に来店くださった川崎在住のTさんから「10月に熊本に来ます」と。もし、再会できたらうれしいかぎりだ。

こういうヤクザな水商売を長年やっていると、こうした些細な出来事にも涙を流さんばかり。やっていてよかった。

ささやかだけど、それで十分さ

Category: 50男のモンドリズム — itochan @ 22:19:35

■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲

[2009/09/28]
【GIVE ME A PENNY】

ロニー・レイン&スリム・チャンス+3(紙ジャケット仕様)
written by RONNIE LANE
performed by RONNIE LANE'S SLIM CHANCE
from the album[RONNIE LANE'S SLIM CHANCE] (1975年)

僕の場合。街を抜け出して手っ取り早く気分を変えようと思うと、やはり海へと向かう。そして、いく場所も最近は決まっている。まあ車で15分という至近距離だということもあるが、だいたい2週に1回は後輩がやっているシーサイドうどん店へ向かう。

行く時間は当然夕暮れ前から。カウンター席に陣取って、まずは腹ごしらえ&世間話。お店の外が赤く染まり始めるや奥さんが「そろそろですよ。早くしないとシャッターチャンス逃しますよ」と。急かされて外へと出る。

2週に1回とは言っても曇りの日は行かない。行く以上はきれいな夕焼けを期待する。

今回もきれいな日没が眺められた。これまでは潮が引いていることが多かったが、昨日は狙ったように満潮時刻に近かった。

お店の駐車場の奥は海っぺり。波止に沿ってヤシが植えられている。ささやかながらも岩を洗う潮騒が聞こえる。潮の匂いが一面に漂っている。雰囲気はまるで南国。

夕陽は、対岸の島原・普賢岳の方ではなく、海へと向かって沈んで行く。

海が好きだ。理由なんてない。ただ、じっと眺めているだけ、それだけで癒される。

沈む夕陽を存分に楽しんだ後はお店へ戻り、再び後輩夫婦としばし与太話。陽も暮れてR57が暗闇に包まれてくる。「そろそろ帰るわ」と僕はお店を後にする。2時間ほどの脱都会(街)。いいリフレッシュ・タイムだ。

で。今日選んだ1曲は、そんな極上のリフレッシュ・タイムの帰り道、車中で聴いたアルバムから選んだ。

このアルバムは、オールド・タイミーな作風が、ほのぼのとした英国の田舎を思わせるロニー・レインのSlim Chance(スリム・チャンス)名義の2作目。

人気ロックバンドのスモール・フェイセズ、フェイセズのベーシスト、シンガー、ソングライターとして活躍していたロニー・レインが脱退後に結成したグループで、温かく歌心に満ちたロックを聴かせてくれる。ロックといってもマンドリンやアコーディオン、フィドルといったアコースティックな楽器が響き合う土の香りにあふれた、まさにホームメイドな手触りのサウンド。イナタいロックとでも言い換えられるだろう。

ピアノのイントロで緩やかに始まるT⑩【GIVE ME A PENNY】を選んだ。軽快なのに、なぜかちょっとホロリとさせられるロニー節。僕好みの曲。アコーディオンとマンドリンの存在が印象的だ。

人懐こくて楽しげなくせに時々ホロリとさせ、雰囲気は素朴だけれど野暮ではない。

ある人がロニー・レインについてこういう風に評していた。

『それにしてもロニー・レインという人は、きっと夢を見るのが好きなんでしょう。自身の移動スタジオで寝泊りしながら、なんの宣伝も無しに、サーカス団とツアーして英国中をまわったりするなど、スリムチャンス以降の活動にはちょいと現実ばなれしたところがあります。なんで、営業センスはナシ。その音楽的才能にもかかわらず、さっぱりと儲からなかったそうです。でも、本人にとっては、楽しい日々だったに違いないですがね。』

何もかも投げ出して、街に背を向けてしまうほど、もう僕は若くないし、勇気もない。けれど。こうしてたまに海を眺めながらボケ~っとする時間があることの幸福感。ささやかだけど、それで十分だと近頃思う。

今週の風景【夕日とココスヤシ】

Category: 01.ニュース — itochan @ 21:01:54

満潮と重なって。

沈む夕日に向かって、

オレンジ色に輝く道が海上に現れた。

素敵な夕景。でも、やっぱり、今日も独りで眺めている・・・ふぅ~。

↓オマケ
我が家のヒガンバナが咲いた。オフクロが黄色いやつが好きだという話を聞いて常連のUさんのお母様が分けてくださった。今年も咲いてくれた。感謝。

2009/09/25

今週の色【初秋】

Category: 01.ニュース — itochan @ 17:28:02

偉いもんだ! ちゃんとお彼岸に間に合うように咲いてみせたヒガンバナ。

我が家の黄色のやつは日当たりのせいか、まだツボミ。けど、二、三日中には咲くだろう。

すぐ隣ではケイトウも鮮やかな紅色のトサカを出した。

出勤途中、あえて農道を走った。稲穂はどうかなと。

ほんの少しだけど、黄色く色づいていた。

秋へ、一歩一歩近づいている。

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 17:10:01

こんにちは。過ごしやすい陽気になってきました。SW連休と共に秋を迎えるお祭りも終わり、街もようやく静かになって日常をとり戻した熊本上通並木坂bar伊藤から季節のお便りです。

SW連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。ワガママながら僕もお休みをいただき、気のおけない仲間たちと星空眺めながらのデュナーパーティを開きました。夜中には何を思ったかナイトハイクまで・・・おかげで今日もまだ足が痛いです(笑)

あちこちでヒガンバナが咲き出しました。我が家のヒガンバナももうじきでしょう、大きなツボミが今か今かと膨らんでいます。その隣には紅色の鮮やかなケイトウのトサカが。少しずつ、秋らしくなっていきます。秋の色はあたたかくていいですね。

食欲の秋、運動の秋、読書の秋・・・涼風も心地好く、過しやすくなった初秋の夜には、やはり和酒ですね。先日お伝えしました秋のお酒【秋あがり・ひやおろし】おかげさまで好評です。お早めにどうぞ。伊藤家のポテトサラダも、ご用意しております。

2009/09/20

海に行くなら秋がいい

Category: 50男のモンドリズム — itochan @ 21:11:36

■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲

[2009/09/20]
【QUEM VEM PRA BEIRA DO MAR】
Wave: Brazilian Music Inspired by the Sea
written by DORIVAL CAYMMI
performed by JUSSARA SILVEIRA
from the album[WAVE:BRAZILIAN MUSIC INSPIRED BY THE SEA] (2001年)

海を感じさせる歌がある。やはり、それは夏の海が似合うイメージがあるが、個人的には秋の海へ誘ってくれる海の歌が好きだ。

ここに1枚のCDがある。あんまり他人には教えたくない1枚だ。タイトルは【WAVE:Brazilian Music Inspired By The Sea】という。文字通り海にインスパイアされたブラジル音楽ばかりが収められているコンピレーション・アルバムである。大好きな1枚。そして、この季節にこそ聴きたい1枚。

コンパイルを担当している一人がブラジル音楽界において重要な位置にいる作詞家ホナルド・バストス。悪いわけが無い。

ガル・コスタ、ミルトン・ナシメント、エデゥ・ロボ、セルソ・フォンセカ、シコ・ブアルキ、ジョアン・ドナート、ジルベルト・ジル、アントニオ・カルロス・ジョビン、エリス・レジーナ・・・と挙げればきりが無いほどビッグ・ネームばかり。しかも、それらの代表曲ではなく、あえて海からインスパイアされた歌ばかりをセレクトしている。

とにかく心地好いアルバムだ。なにもスピーカーの前に陣取ってじっくりと真剣に聴かなくていい。BGMとして流していても十分にその心地好さ、素晴らしさは伝わってくる。

さて。選んだ1曲は・・・相当に悩んでしまった。どれもいい。でれでもいい。あえて選ぶとするならば・・・mmm。全部を通して聴いてこそ、このアルバムの魅力を堪能できるというもの。でも、しかし・・・まっ、ゴタゴタ言わずに選ばなくちゃ。

で。選んだ1曲は、JUSSARA SILVEIRA(ジュサラ・シルヴェイラ)の歌うT⑥【QUEM VEM PRA BEIRA DO MAR(邦題=海のほとりで)】。

僕はこのシンガーのことをまったく知らない。このアルバムで初めて知った。いつか、彼女のことをいろいろ調べてみたい。

ギター1本で弾き語るように歌われるスロー・ナンバー。この曲が収録されているアルバムは【CANCOES DE CAYMMI】という、ブラジル、バイーヤ出身のミュージシャン、ドリヴァル・カイミの作品を取り上げたカヴァー集。

ドリヴァル・カイミは、バイーヤの神々、海、青い空、愛・・・それらのすべてを音楽で表現した人物。作曲家として、そして歌手として、純朴でありながらモダンといわれる彼のサウンドはブラジル音楽の礎の一つであり、同じバイーヤ出身のジョアン・ジルベルトやカエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、ガル・コスタをはじめ、ブラジル音楽の全てに影響を与えてきた。

ジュサラ・シルヴェイラは、さらりとした質感の声でしっとりと歌う海の歌。ガル・コスタほどは艶のある声質ではないが、その分きらびやかすぎないで実にいい。ガルの歌が昼の海なら、ジュサラは沈みかけの夕陽にかすかに映える海のよう。

こんな歌を聴きながら海沿いの駐車場でホット・コーヒーでも・・・これから似合う季節だ。

2009/09/19

祭ばやしが聞こえてくると、秋。

Category: 50男のモンドリズム — itochan @ 16:31:57

■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を 幸せ気分にしてくれた センチにした1曲

[2009/09/19]
【ハドソン・ブリーズ】

written by 向井滋春
performed by 向井滋春
from the album[PLEASURE] (1980年録音)

街なかにラッパや太鼓、鉦のお囃子が聞こえてくると、熊本も本格的な秋を迎える。

藤崎八旛宮秋季例大祭。その最終日に行われる神幸行列が祭りのクライマックス。その中で観客の注目を集めるのは、お神輿に付き従う「随兵(ずいびょう)」と「飾り馬(かざりうま)」の奉納行列である。

飾り馬は、近年は60団体以上が奉納し、「ドーカイ、ドーカイ」という威勢のよい勢子たちの掛け声と、ラッパなどの鳴り物でにぎやかに行進しながら、熊本市内中心部を練り歩く。

個人的意見を言わせてもらうなら、この飾り馬奉納に関して「日本一ダラけた祭り」だと思う。

とにかく統率されていない団体の行動の見苦しいこと。団体全体がビシッとしていない。先頭がどんなにきっちりとやっていても後尾では缶コーヒーを飲みながらだったり、携帯電話片手に話しながらダラダラと付いて行く。

昔、徳島で本場の阿波踊りを見学したことがあるが、なんと美しいこと。徹頭徹尾、一糸乱れずに踊り歩く。感動した。

これに似た祭りが熊本にもある。牛深市で春に催されている「牛深ハイヤ祭り」。そろいの衣装をまとった踊り手たちが「サッサヨイヨイ、ヨイサー」の軽快な掛け声とともに、港町を練り歩く。延べ3000人が踊るという。

牛深ハイヤは全国に点在するいわゆる「ハイヤ節」の代表例と言われている。知名度においては徳島県の阿波踊りに譲るものの、阿波踊りのルーツもこの牛深ハイヤであると考えられており、学術上の意義は大きいという。

まあ、藤崎八旛宮の「飾り馬奉納」は踊りではないから比べてしまうのは酷な気もするが、いずれにせよ市民の間では「好き・嫌い」がはっきりと二分されている行事であることには変わらない。

とにかく、僕にとっては、あのダラダラとした統率のされていない団体を目にするのが一番イヤなのである。全国に教えたくない、品のない祭りである。

さて。今日選んだ1曲は、祭りにはまったく関係ない。フュージョンである。

トロンボーン奏者、向井滋春が松岡直也をプロデュースに向かえ、スティーヴ・ガッド、ニール・ジェイスン、ウォーレン・バーンハート、ジェフ・ミロノフといった超一流ミュージシャンらとともに1980年にニューヨークで録音した名盤である。

発売当時から、向井滋春のトロンボーンの巧さは言うまでもなかったが、とにかく話題となったのはスティーヴ・ガッドのパワフルなドラミングには聴く者誰もが圧倒された。

ただ暴れまわるスゴさではなく、キッチリと決められた枠の中で、持てる全てのテクニックとセンスを、しかも全曲で披露している。

で。選んだ1曲。アルバム・ラストを締めくくるナンバーT⑦【ハドソン・ブリーズ】。

哀愁漂う向井のトロンボーンを軸にスローではじまり、次第にミドルへとテンポアップし、最後ではラテン・フレーヴァーなハイスピードへと。聴いている側も、その変化に合わせて高揚していく。

一度たりとも同じドラミングをしないスティーヴ・ガッドの緩急自在なドラミングに魅了されっぱなし。

パーカッションで参加しているナナ・ヴァスコンセロス、ギターのジェフ・ミロノフらのプレイもご機嫌で心地好い。

本来であるならば、T③【ミラージュ】を選んだ方が音楽通なのだろうが、あえて今日はこちらを選んだ。どうにも「フュージョン、フュージョンしすぎている」気がする。

それに比べ、この次第に盛り上がっていく展開、どこか夏の終わりの切なさに似ている気がしたから。

2009/09/18

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 20:59:00

●さあ、今日から始まるシルバー・ウィーク。気合いを入れて頑張ろうと思う。

が、しかし。昨今の流れから、連休となると街から人がいなくなる。昼間はそれなりに人出もあるのだが、夜ともなれば・・・寂しいものである。

でも、頑張るしかない。

●今日、カボスが届いた。毎年のことだが、大分の三和酒類さんから送られてくる。「いいちこ」で知られるメーカーさんだ。

本当にありがたい。こんな小さなお店なのに、毎年欠かさずたくさんのカボスを送っていただく。大手メーカーであるという以上に、会社の姿勢を感じる。感謝。

お店や、僕自身だけでは有り余るので、今年もお客様におすそ分けしたい。

●今日から酒肴メニューにおいて【伊藤家のポテトサラダ】を復活させることにした。今回からは僕自身が作る。つまり二代目伊藤家のポテサラということだ。

当然、オフクロの味とは違ってくるが、頑張って美味しいものにしてお客様に喜んでいただきたい。

●最近、何かと慌しくて以前のように連日ブログ更新ができなくなっている。自分としても書きたいことはあるのだが、いかんせん時間が足りない。イヤ、やっぱり言い訳かな。。。

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 17:10:01

こんにちは。日に日に秋らしさを感じさせる光や風に、つい「一番好きな季節だなあ」とつぶやきたくなった熊本上通並木坂bar伊藤から季節のお便りです。

どうも、お客様の間で僕は「夏好き」と思われているみたいですが、実は秋が一番好きな季節なんです。11月生まれということもありますが、やはり熊本の蒸し暑い夏はちょっとこたえます(笑)

さて。秋といえば和酒。特に日本酒が美味しくなる季節です。現在、当店にも秋限定の旨いお酒「ひやおろし」「秋あがり」が入荷しております。

ひと夏越えて旨みが増したお酒には何のアテが?やはりお新香。ひんやりとした食感と季節の風味がたまりませんね。

そうそう。予告しておりました伊藤家のポテサラ。しっかりとご用意しております。ぜひともご賞味ください。

また、bar伊藤謹製CD-R夏版第2弾「夏を追いかけてバージョン」も作りました。こちらもご来店の方々にプレゼントいたします。

2009/09/17

夏色の思い出

Category: 50男のモンドリズム — itochan @ 19:17:18

■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を 幸せ気分にしてくれた センチにした1曲

[2009/09/17]
【カンナ8号線】

written by 松任谷由実
performed by 松任谷由実
from the album[SEASONS COLOURS-春夏撰曲集-] (2007年)
 
 
【カンナ8号線】
        (作詞・作曲:松任谷由実)

チェックのシャツが風にふくらむうしろ姿を
波をバックに焼きつけたかった まぶたの奥に
それははかない日光写真 せつないかげろう
胸のアルバム閉じる日が来るの こわかったずっと
雲の影があなたを横切り…

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あのころの二人はもうどこにもいない

カンナの花が燃えてゆれてた中央分離帯
どこへ行こうか待ちどおしかった日よう日
いつかさそって昔のように 笑いころげたい
うらまないのもかわいくないでしょう
だから気にせずに
ドアを開けて波をきこうよ…

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あのころの二人はもうどこにもいない

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あのころの二人はもうどこにもいない

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あのころの二人はもうどこにもいない
 
 
若い頃はユーミンの歌が好きではなかった。というよりも、あまり知らなかった。ラジオから流れてくる歌ぐらいか、あるいはまだ荒井由実時代の歌なら多少好きなものもあるが・・・いずれにせよ「嫌い」と言ってのけるには知らなさ過ぎた。

ところが、ここ数年。ユーミンの歌をよく聴くようになった。この歌も、そんなひとつである。タイトルは知っていたが、ちゃんと聴いたことがなかった。

正直、アップテンポな曲調は今でもあまり好みではないのだが、歌詞に掴まれた。そうは言っても、ハッとするような斬新さがあるわけでもない。掴まったのはワンフレーズ。「あのころの二人はもうどこにもいない」。これだって、どうってことないじゃないかと言われれば、そうである。

しかし、曲名にもなっている[カンナ]という言葉のもつ鮮烈な色のイメージ。夏の日の思い出は、陽射しが強い分だけ、色濃く思い出の印画紙に焼き付いている。抜けるような夏空とカンナの花、それを背景に二人のあの日・・・みごとなまでに色彩感あふれる世界を描いている。夏は思い出の季節だ。

そして。すでに夏は昨日となってしまった2009年9月の今日。再び聴き直してみた。恥ずかしながら昔のことを思い出した。今ごろ、どうしているんだろう・・・
 

2009/09/15

季節はずれの夏の花

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 19:51:43

庭の鉢植えのひとつに紫色の花が咲いた。

どうしたことか夏の花・クレマチスが一輪咲いた。

初夏にも咲いてくれた。

凛としていて、好きだなあ。

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 18:10:02

こんにちは。秋の光と風に街路樹も気持ちよさそうにそよぐ熊本上通並木坂bar伊藤から美味しいお知らせです。

当店の酒肴メニューで、かつて一番人気だった【伊藤家のポテトサラダ】。オフクロお手製の田舎ポテサラで、材料に凝っているわけでもなく、味付けもいたってシンプルでしたが、お客様にいたく評判でした。

ですが、好評だったにもかかわらず訳あってメニューから消えていました。

あれから1年半。僕が作っても絶対あの味は出せないと作らずにきましたが、ついにチャレンジしました。

「嫁寄せアテ」とたわけたことを言いながら、この数ヶ月いろんなお酒のアテを作ってきました。試作を何度も繰り返しました。そして、やっとお出し出来るところまで来ました。

名付けて【二代目・伊藤家のポテトサラダ】。今週末からお出しいたします。あの味を再現することは難しかったのですが、僕なりの味が出たと思います。ぜひ、ご賞味ください。

2009/09/14

今週の樹【ココスヤシ】

Category: 01.ニュース — itochan @ 21:45:13

このところ休日の定番となっているシーサイドうどん店【浜っ子】訪問。

オーナーである後輩の顔を見に行くのが目的だったが、最近はお店の駐車場から眺める有明海の夕映えが楽しみになっている。最近は日没時刻が早くなって来たこともあって午後4時ぐらいから出かけている。

ここでよく紹介してきたお店を取り巻く植栽のことだが、僕は【ソテツ】と言っていたが、果たして正しいのだろうか? ふと不安になってきた。

今は黄橙色の実をたわわに付けていた。匂いもけっこう強い。

インターネットで色々と調べてみたが、なにせ[ヤシ]類の種類の多いこと。聞くところによると約3000種あるという。

「あれはフェニックスだよ」と答える人もあれば、後輩は「ソテツだと聞いているけど」と言う。本当は何だろう? 誰か教えて欲しいものだ。

ところで、やっぱり有明海の夕陽はきれいだ。今回もオレンジ色の夕映えに島原がシルエットになっていた。ああ、僕も海沿いでお店をやりたいなあ。でも、商売的には厳しいと聞くもんなあ・・・。

■追記■
インターネットで、アップで撮った樹を調べたところ、どうも【ココスヤシ】というらしい。そして、一番上にアップしたシルエットになっている海岸べりの方は【カナリーヤシ】のようだ。つまり2種類のヤシとソテツが植えられていた。

それにしても3000種類ほどもあるヤシ。フラミンゴに続いてヤシにも興味がわいてきそうだ。

2009/09/11

今週の空と海【夕映えの湘南】

Category: 01.ニュース — itochan @ 18:31:37

毎日、覗いているサイトがある。

【Shonan Beach FM 78.9】。このサイトはサイマルラジオを通じてインターネット生放送が楽しめる。

僕は営業開始の準備をしながら聴いてた。ちょうど番組は【湘南ビーチTWILIGHT TIME】だった。映像で湘南のサンセットとともに心地よい音楽が楽しめるので大のお気に入りである。

画面には湘南の美しい夕映えが映っていた。そしてBGMは、これまた大好きな【夕映えの恋人たち】。ボニー・レイットの歌でヒットしたスロー・バラード。

オレンジ色に染まる湘南の海と、せつないメロディ。たまらない。

ああ、こんな美しい風景が楽しめる海沿いでお店をやるのが夢だったなあ。

二代目【伊藤家のポテトサラダ】

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 18:16:59

チャレンジしてみた。

bar伊藤の酒肴メニューで、かつて一番人気だった【伊藤家のポテトサラダ】を作ってみた。

オフクロお手製の田舎ポテサラ。グザイに凝っているわけでもなく、味付けもいたってシンプル。ただ、僕からの注文でマヨネーズを少なめにしている程度の、いわゆるお袋の味。しかし、これがお客さん方にいたく評判が良くて。

しかし、オフクロは気の向いた時しか作らなかった。どうしても月曜日とか平日が多くて、なかなか常連さんをはじめ「ぜひ食べてみたい」とおっしゃる方々の口には中々届かなかった。

そんなオフクロが病床に伏して、つまるところ幻のメニューとなっていた。あれから1年半。

お客様の中には、「アナタが作ればいいじゃないか。味は覚えているだろ?」と。でも、僕はあえて作ることはしなかった。いや、正確には作れるはずがないと思って、絶対に作らなかった。

こだわっているわけではない。ただ、まだ僕が作る時ではないと心に決めていた。本当は怖かったのかも知れない。もし、作ってみてあの味が出なかったらどうしよう、と。

「作る人が違うのだから、味は違って当たり前。どんなに親子でも、オフクロの味に勝てっこないよ」と常連のNさんはおっしゃっていた。同感である。だが、やはり。作る勇気がなかった。

「嫁寄せアテ」などとたわけたことを言いながら、この数ヶ月いろんなお酒のアテを作ってはお出ししてきた。

で。今日。ついに「作ってみよう。僕のポテトサラダで十分。やらなくては、いつまでも前へは進めない」そう思って、今日作ってみた。

思い出したように作り始めたものだから、材料が足りない。キュウリ、タマネギはある。しかし、ハムがない。どうしよう?! いや、これはあくまで予行演習。全体のバランスをつかめれば、それで十分。お客さんに出すわけではないのだから。

で。悪戦苦闘の2時間。やっと出来上がった。味見してみた。

ん???? どこかで食べたことのある味だ。なんとも素朴な、それでいてジャガイモの舌触りのなめらかさ・・・そうだ、これはオフクロのポテトサラダに似ている。

僕はうれしかった。今日は金曜日。口開けのウィークエンダー常連さんたちにだけ少しお出ししてみよう。「ポテトサラダ、作ってみたんですが、お口汚しかも知れないけど」って。

でも、本格的にメニューとしてお出しするには、まだ時間がかかるだろう。

Late Late Summer

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 02:30:23

いつ発表しようかと悩んでいたが。

やっと、この日がやって来た。

第1弾の評判に応えての、夏CD第2弾【Late Late Summer~君の肩越しに夏が沈んでゆく】をお客さんにプレゼントします。

今回は多少マイナーな曲が多いが、きっと去りゆく夏にはうってつけの内容だと思う。

初秋のこの頃、海へ山へ、ドライヴィングBGMとして役立てて欲しい。

君の肩越しに、夏が沈んでゆく。

Category: 00.2010 G.W.CD収録曲 — itochan @ 02:21:18

【2009 Late Late Summer - CD収録曲リスト】(2009/09/11)
 
 
※ジャケット写真をクリックするとamazon.co.jpで詳しい情報が見られます(無料)
 
 
T① キャサリン/マッキーフェアリー・バンド
T② Seeing You(for the First Time)/Jimmy Messina
T③ Don't Let Me Be Lonely Tonight/James Taylor

マッキー・フェアリー・バンド オアシス(紙ジャケット仕様) One Man Dog
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T④ 風をあつめて/マッキーフェアリー・バンド
T⑤ ソバカスのある少女/ティン・パン・アレー
T⑥ ディーパー・アンド・ディーパー(TVドラマ「ロングバケーション」サントラ)/アナ・マクマーフィー

風街ろまん キャラメルママ(紙ジャケット仕様) ロング・バケーション
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T⑦ Just The Two Of Us/Bill Whithers
T⑧ ホールディング・バック・ジ・イヤーズ /シンプリー・レッド
T⑨ Satin Doll/Dr. John

Greatest Hits ピクチャー・ブック Duke Elegant
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T⑩ I Pray For You/Little Isidore & The Inquisitors
T⑪ Oh! Tengo Suerte/高中正義
T⑫ Faithfully/Daniel Ho

セイシェルズ シンプル・アズ・ア・サンライズ
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T⑬ As Tears Go By/ナンシー・シナトラ
T⑭ メイク・イット・ウィズ・ユー /ダスティ・スプリングフィールド
T⑮ キャロライン・ノー/ニック・デ・カロ&オーケストラ

ブーツ ダスティ・スプリングフィールド・フォー・カフェ・アプレミディ ハッピー・ハート(紙ジャケット仕様)
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T⑯ Dear Little Nightingale/Michael Franks
T⑰ BESAME/Leila Pinheiro
<BONUS TRACK>
T⑱ 9月には帰らない/松任谷由実

Burchfield Nines 紅雀

 

どうしても聴きたくなって

Category: 50男のモンドリズム — itochan @ 00:00:00

■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を 幸せ気分にしてくれた センチにした1曲

[2009/09/11]
【THAT OLD TIME FEELING】

written by GUY CLARK
performed by GUY CLARK
from the album[OLD NO.1] (1975年)

なぜか
 
 
どうしても
 
 
聴きたくて仕方がなかった。
 
 
  
 
ノスタルジックなんかじゃない。
 
 
センチメンタルなだけだ。

2009/09/10

外国人は日本酒がお好き

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 20:05:53

先日のことである。外国から偉い(らしい)学者さんら男女4人が来店された。僕の大嫌いなタイプの日本人が引率しておいでになられた。

それにしても、とにかくベラベラとよくしゃべる日本人だ。お客様であるはずの学者の方々はただただじっと黙っている。日本人も、これじゃ場がシラケると勘違いし、さらにヒートアップしてしゃべくりまくる。あげくには僕にまで英語で話しかけてくる。

ア・ホ・か。ったく!

だいたいこうした族は勘違いしている。自分が偉いわけでもないのに、偉い人と知り合いだから自分も偉いんだと。さらには英語が話せるから偉いんだと。恥を知れ。日本人の恥である。

それに比べてイギリスの学者さん(もう一人はスペイン人だとか)はとても紳士。余計なことはしゃべらず必要なことだけ話す。しかも、僕にまで気を遣ってくださる。

ところが、日本人引率者は威張りこそすれ、気を遣うことなどナシ。

これまで何十人もの外国からのお客様をお相手したことがあるが(英語はまったく話せないが)、外国の方は大半が日本酒を飲まれる。間違っても焼酎はない。一度、うかがったことがあるが、「焼酎は香りがダメ」だそうだ。

日本酒を“ライス・ワイン”ととらえているようだ。だからオーダーも「ドライ(辛口)を」とか「フルーティをください」と。

これまで一番評判の良かった銘柄は「出羽桜・雪漫々」である。ドライかつフルーティな大吟醸酒。外国人ならずとも日本人にも受けがいい山形の名酒である。

それにしても日本人。どうしてこうも自国のお酒を飲まないのだろう! 流行ばかりを追いかけて、ワインが流行ればワイン通ぶるし、焼酎がブームになればイモ派を気取る。

まさしく、ア・ホ・か!である。

世界中で自国のお酒を飲まない国民は・・・まぎれもなく日本人である。

情けない。トホホ。

思い出・・・記憶と時間

Category: 04.こんな僕でよかったら — itochan @ 19:55:09

思い出って、自分がつくってきたものなんだと。

当たり前のことを、今さらだけど感じる。

いい思い出も、辛い思い出だって。

この世にたったひとつの。

僕だけの記憶、そして時間。

あの日。あの時。あの場所に。

確かに、僕は、いた。

itochan@mail.magazine

Category: 03.メルマガ[伊藤通信] — itochan @ 18:10:01

こんにちは。火が付いたように鳴いていた蝉がいなくなり、代わって草むらで鈴虫が鳴いています。ことしも仰向けに転がっている蝉をいくつも見ました。季節は裏切ることなく着実に変わっていますね。熊本上通並木坂bar伊藤から入荷予定の美禄案内です。

先日、初秋の風に吹かれたいと阿蘇へ出かけました。ススキも若々しい穂を出していて、沿道にはコスモスもチラホラと。風も心地好く、空も高く、阿蘇は初秋でした。

さて。秋といえば日本酒の世界では「秋あがり」や「冷やおろし」と呼ばれる季節限定酒が出回りはじめます。

蔵でひと夏越して熟成し、旨みが増しています。冷やで味わうのもいいですが、できれば「ぬる燗」がいちばんおいしく感じられます。

香の物などのひんやりとしたアテをつまみながらキュッと一杯。いやぁこたえられませんねえ。秋だけの贅沢な味わい。

今回は[翠露](長野)、[美丈夫](高知)、[あたごのまつ](宮城)、[瀧自慢](三重)、[正雪](静岡)といった銘柄が入荷予定。土曜日に全銘柄そろいます。いずれも1本きりの限定入荷。お早めにご賞味ください。

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 03:20:16

●少々遅れたが今日、季節のお酒「ひやおろし」を発注した。たぶん金曜日には届くだろう。

今回はちょっと気合いを入れた。高知の「美丈夫」、宮城の「あたごのまつ」、三重の「瀧自慢」、静岡の「正雪」、長野の「翠露」・・・いずれ劣らぬ名酒そろい。

秋は日本酒の季節。ぜひ、うまい日本酒を楽しんでいただきたい。

●YouTube動画の更新である。世界で一番好きなジャズ・ミュージシャン、ポール・デスモンドだ。

何が素晴らしいっかって? 彼の吹くアルトサックスの音を聴けばわかるはず。これほど品のいいプレイは彼以外には聴くことが出来ない。どこかでもクール。でも、暖かい。彼の人柄が表れたような音色と演奏。たっぷり楽しんで欲しい。

演目は「EMILY」。1975年のMonterey Jazz Festivalでのライヴから。

秋は、やはりポール・デスモンドに限る。

今週の風景【初秋の阿蘇】

Category: 01.ニュース — itochan @ 03:13:38

遅ればせながら夏休みをいただいて阿蘇へドライブへ出かけた。当然、ひとりである。

ありがたいことに晴天。だが、吹く風はそこそこに心地好かったものの、やはり陽射しは強く気温は高い。初秋と呼ぶにはちょっと・・・

平日ということもあって道はガラガラ。気分よくドライブが楽しめた。

幹線を外れ、細い道へ入ると、そこは・・・コスモスが咲き、ススキも穂を出していて、さらにはモミジも紅葉をはじめていた。やはり秋はすぐそこまで来ていた。

夏休みというより、これじゃあ、ひと足早い秋休みだ。

2009/09/05

夏が通り過ぎてゆく

Category: 50男のモンドリズム — itochan @ 21:38:48

■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲

[2009/09/10]
【SEA WEEDS】

哀愁のカーニヴァル/今田勝
written by MASARU IMADA
performed by 今田 勝
from the album[哀愁のカーニヴァル] (1981年録音)

日本で一番暑い県、熊本。9月に入っても最高気温が35度まで上がった。だが、いったん日が暮れると、虫の音が勝るようになってきて、やはり秋へと近づいているんだなあと感じられる今日この頃。

皆さん、いかがお過ごしですか?

さて。冗談はこれくらいにして。若い頃、70年代末から80年代初頭にかけて、僕はフュージョン・ミュージックばかり聴いていた。まあ、ジャズ系の世界がそれ一色だったということもあるのだが、飽きもせず聴いていた。

あの頃、あれだけ熱くなって聴いていたにもかかわらず、今聴くとどうもつまらなく感じてしまう。簡単に言うならば、どれもこれも同じに聴こえるのだ。特に日本のミュージシャンのものは。

今にして思えば、あのブームはいったい何だったのだろうかと。王道のジャズが70年代に入り一気につまらなくなり、ロックと融合したフュージョン・ミュージック、それも口当たりのいいサウンドがジャズ界を席巻していた。その頃、辛口の評論家たちはフュージョン・ブームを皮肉って、「ジャズは死んだ」とまで言った。

しかし、僕らはその時代に多感な青年期を迎えていた。だから当然のごとくそのフュージョンの洗礼を受けた。あの頃、山ほどフュージョン・アルバムがリリースされた。

フュージョン・ミュージック=心地好い。かっこいい。参加メンバーがすごい。そんな図式を参考書に、僕らは山のような新譜の中から「コレだ!」というメッケモンを必死になって漁っていた。今日選んだ1枚も、そんな中で出合ったものだ。

今田勝。1970年代はじめから現在も活躍を続けているジャズ・ピアニスト。彼が一躍その名を知らしめたのは、1980年にギタリスト渡辺香津美をフューチャーして制作したアルバム『アンダルシアの風』のヒットからである。

世はまさにフュージョン・ブーム真っ盛りの1980年。一方では「なんとなくクリスタル」に代表されるようなオシャレな、そして、やがて迎えるバブルへの序奏ともいえる時代だった。

その中にあって人気・実力ともにナンバー・ワンの呼び声が高かった渡辺香津美が参加しているということと、今田の書く哀愁を帯びた心にしみわたるメロディと明るく爽やかなサウンドで多くのファンから支持を得た。

選んだアルバムは、それに続く【哀愁のカーニヴァル】。翌年81年にリリースされたもの。ちなみに今田勝は立て続けて82年に『誘われてシーサイド』、83年に『コーラルの渚』といったヒット・アルバムを出し続けた。80年代初頭は、まさに今田勝にとって旬の時代だったのだ。

前作では渡辺香津美を筆頭に日本人ミュージシャンばかりで録音されたが、【哀愁のカーニヴァル】ではブレッカー・ブラザース(ランデフィ・ブレッカー(flh)、マイケル・ブレッカー(ts))を迎え、日本のフュージョン・シーンを代表する実力派ミュージシャンとのコラボレーションで作り上げた。J-フュージョンを語る上で欠かせないアルバムと言える。当然、そのゲストの話題性からもヒットした。

全曲、今田勝のオリジナルである。ジャズ/フュージョンを基調にラテンなども取り入れながら、叙情的かつ哀愁漂うメロディを紡ぎ出している。

ただ、個人的にはアルバム・タイトルがどうもダサくて仕方がない。極めつけはなんといっても『誘われてシーサイド』だ。口にするだけでむず痒くなってくる。なんだか褒めてんだかけなしてんだかわからなくなってきた。イカン!(笑)

そんな心地好いサウンドがいっぱいに詰まったアルバムからT③【SEA WEEDS】を選んだ。ランディ・ブレッカーのフリューゲル・ホーンがフィーチャーされたナンバー。途中で、今田勝のエレピによるソロも入って、中々に素敵だ。渡嘉敷祐一のタイトなドラムも、邪魔なオカズがなくていい。

かつて付き合った女性は、このアルバムを好みではないと言った。「無味無臭のインスト。印象に残らないし、ツマンナイ」と。まっ、僕より18歳も下だったという世代差もあるだろう。やはり、ある程度のジャズ体験がなければ、なぜ「これがいいのか」なんてわからないと思う。

僕ら世代にとっては、このアルバムは単なるBGMに終わらないリゾート・ミュージックだと。夕方から夜にかけてのくつろぎの時間。あるいは毎週日没を眺めに行くシーサイドうどん屋で聴きたいものだ。

2009/09/04

今週の空【三角形の雲】

Category: 01.ニュース — itochan @ 19:08:48

晩夏の空に、ぽっかりと浮かぶ白い雲。

みごとなほどに三角形。

おにぎり?

三角サンド?

巻き貝?

あなたには何に見えますか?

2009/09/03

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 19:56:02

●YouTube動画の更新である。今日アップしたマッキー・フェアリー・バンドの79年リリースのアルバム「From The Heart」から「SUMMERS END」。

僕はこのアルバムを持っていない。偶然にも、YouTubeでアップされていたのを聴いたのが初めてである。残念ながら現在は廃盤状態らしい。

●そろそろ日本酒の世界では「秋あがり」あるいは「冷おろし」が出回り出す頃である。っつうか、なんか毎年思うのだが、ちと早過ぎないかと。やっと残暑も和らぎ、朝晩しのぎやすくなってきたばかりだというのに。もう「秋のお酒」かい?!

そうは言ってもやはり仕入れなければ。さちぇ。今年は何種類ほど入れようか。入れ過ぎてもイカンし、少しだと「お前のところもヤバくなってきたみたいだ」なんて皮肉言われそうだし。

夏も終わるし、旅でもしようか。

Category: 50男のモンドリズム — itochan @ 19:40:32

■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲

[2009/09/03]
【キャサリン】
マッキー・フェアリー・バンド
written by M.FEARY / G.HOLOMALIA
performed by MACKY FEARY BAND
from the album[MACKY FEARY BAND] (1978年)

このところ毎日のように自分で編集したCDを聴いている。9月の半ば過ぎ頃からお客さんにプレゼントしようと考えている夏CD第2弾だ。

第1弾【OLD SUMMER SONGS】は殊の外評判が良かった。その延長戦上でもう一発!とは行かず、今回はメジャー=マイナーにこだわらずメロウなナンバーをぎゅっと詰め込んだ。

本当は第1弾に収録出来なかったものを再編集したのだが(もちろん削ったり、新たに加えたりした)これが実に夏の終わりにピッタリな内容となった。

熊本の9月の上旬は、多少朝晩は涼しくなったが、昼間はやはり暑い。9月の半ば頃からやっと初秋を感じる風が吹きはじめる。そんな時に聴いてもらいたいと。

で。今日選んだ1曲は、その夏CD第2弾【LATE LATE SUMMER~君の肩越しに、夏が沈んでゆく】の冒頭を飾る曲である。

I・C・R(アイランド・コンテンポラリー・ロック)の名盤マッキー・フェアリ・バンドのアルバムから、哀愁のメロウ・ナンバーT②【キャサリン】を選んだ。
 
サーフ・ロック・バンド、カラパナに在籍していたマッキー・フェアリーのソウルフルなヴォーカルとポップなメロディ。まさにハワイ産ブルー・アイド・ソウル+AORといった感じナイス。

イントロを飾るエレピ、フェンダー・ローズの柔らかく涼やかな音色は、夏の終わりによく似合う。そこへマッキ・フェアリーのメロウでソウルフルな歌声が入っている。もうこの時点でノックアウト。メディアム・スローのバラードだ。

間奏ではムーグっぽいシンセがソロをとる。決して出しゃばり過ぎないプレイが曲全体をクールに彩る。

さて。9月に入り、夏バテか、それとも息切れか。ちょっと休みが欲しくなってきた。来週あたりにでも3日ほどいただこうか? 

でも、10月31日・11月1日に大学時代のサークルの懇親旅行が計画されていて、僕にも案内が届いた。しかし、連休を利用しての旅行。参加したいが、正直迷っている。

一般サラリーマンならいざ知らず、「人が遊んでいる時は働け。人が働いている時も働け。それがサービス業だ」と教えられた。

ちょくちょく休んでいたら、本当に「永久に店休」ということになりかねない。どうしよう。。。

ある人は、「時間があったら、余計要らぬことを考えちゃうよ」と言う。日常を離れ、諸事を忘れるために休みを取りたいわけではない。逆に、あるひとつのことをじっくりと考えたいのだ。

お店のこと。家族のこと。ただでさえ考えなければならないことが山のようにある。じっくりと時間をかけて、ひとつの命題にガップリ四つになって考える余裕がないのだ。

しかし、生来のビンボー症。変に考えすぎて結局休まない場合が多い。だが、しかし。今回ばかりは。じっくりと自分と対峙したい。

でも、こんなメロウなナンバーをBGMに、自分と対峙する旅なんて出来るだろうか・・・ムリかな?

2009/09/02

Category: 05.明日晴れるかな — itochan @ 18:51:56

●二日酔いだ。昨日、またもや飲み過ぎてしまった。一昨日は禁酒した。

それにしても、最近は年齢のせいだろうか、少しのアルコールで酔っ払ってしまう。それならば量が増えずにいいじゃないかとなるのだが、そこはそこ、何を勘違いしているのだろうか、かまわずに杯を重ねている。

今日、かかりつけのK病院の先生に電話して円実行った血液検査の結果を教えてもらった。

「尿酸値は6.6だから心配はないが・・・」

ん、なんだ、その「ないが・・・」の後の沈黙は?!

「心配はいらんが、体調はどうだ? どこか具合の悪いところはないか?」

「別にありません」

「そうか。このまま行けば薬は・・・止めることは出来んが、止めるとまた数値が上がるのは間違いないから、そうだな、いま1日1錠だろ、それを2日に1錠にしてもいいかもな。それで2、3ヶ月ほど様子を診るか」

「はい。わかりました。ありがとうございます」

「はいはい」

「あっ、先生。すみません。肝臓の方はどうですか? γ-GTPの数値はどうなってますか?」

「γ-GTPか。ええっと75だ。基準値の上限が80だから、心配はない」

「あっ、そうですか。ありがとうございます。精進します」

「アハハ。そうだな。水商売だからな」

しかし。1年前に検査した時のγ-GTPの数値は45だった。完璧だった。先生からも「君は本当に水商売やっているのか? この数値は信じられんぞ」とほめてもらったほどだった。

それが1年後には基準値内ではあるもののギリギリ。やはり精進せねば。このまま行くとボロボロになりかねない。ああ~、年はとりたくないものだ。

●新メニュー「コノシロのあぶり」。確かに美味いのだが、これを焼くと店内は「あぶり屋伊藤」に一変する。ダクトがないので店内に煙が充満してしまう。でも、和酒を扱っているから多少はお客様も理解してくださる。そんなこと気にせず出していこう。

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