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たまに覗くブログがある。いわゆる“グルメ系ブログ”。それも居酒屋中心である。(たまにバーなんかも登場したりするが)
このブログで情報を得ようと覗いているわけではない。東京は渋谷近辺を中心に城南エリアに点在する、知る人ぞ知るような隠れたお店を紹介している。
しかし、そのお店で出されるメニュー写真がアップされてはいるものの、ブロガー本人の個人の感想は述べられていない。味やサービス、内装といったことに関して「ベタ褒め」とか「悪口」といったものにまったく触れらていない。
ひたすら、ただただメニューのどデカい写真が続く。そして、その写真とは直接的に関係のないようなブログが綴られているのだ。
だが、それが実に面白いのだ!!
とにかく素晴らしい。こういうグルメ・ブログが存在するんだと関心した。
センスがいい。ナイス・センス!である。
まあ、僕がとやかく説明するより、そのブログの一部をご紹介。
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居酒屋において、隣り合ったお客さんに最も訊いて欲しくない事。
「仕事、なにやってんの?」
なんだっていいじゃないですか?
それを訊いてどうするのですか?
そう訊く前に、ご自分が名乗るのが筋ってもんじゃありませんか?
しかし、そうとも言えず、俺は結局嘘をつく。
正確に言えば嘘と迄は言わないが、かなり遠回しの表現をする。
それは、例えば、南西西向きの部屋を、南向きと紹介する不動産屋のように。
「へえ、あの場所で南向き・・・・ってことは南側の高層ビルに邪魔されて、日光なんて入って来ないんじゃないですか?」
そんな客からの突っ込みにしどろもどろになることになる。
「いやあ、だ、大丈夫、だと思いますよ。あのビルは・・・た、確か、南西向きですから・・・」
「意味なくね?」
「いやあ・・・」
誤摩化しは誤摩化しをよび、雪まろげのごとく膨張して行く。
オヤビン、俺っち、もう駄目っす。これ以上誤摩化しきれねえっす!
と、一時撤退、胸の財布に手が伸びようって時に
「じゃあ俺行くわ、またね、今度機会があったら聴かせてよ。」
と、隣が席を立ち帰って行き、ほっと一息つきながら、さてどうしよう、と悩む自称ピアニストなのであった。
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・・・と、まあ、こんな感じ。まるで落語のようだ。いや、僕は密かにこのブロガーさんは落語好きな中年男性だと踏んでいる。しかも学者肌というか一般サラリーマンではない。も、もしかして女性かも??
ついでだから、もうひとつ。これがまた、せつなくて実にいいのだ。
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このお店を知ったのは、あるオフ会で知りあった美人ブロガーさんから教えて貰ったのがきっかけだった。
先日、久し振りに妻と一緒に再訪したので、
「また伺ってきましたよ!今度は妻も一緒でした。また一段と美味しくて満足でした。良いお店教えてくださってありがとう。」
というような、報告を兼ねた御礼を述べようかと、彼女のブログを久し振りに訪問したら、それは既に存在しないものになっていた。
「URLに該当するページが見つかりませんでした 。」
彼女のブログの代わりにモニターに現れたそんな文字をみて、
久し振りに電話してみたら
「おかけになった番号は現在使われておりません。」
と、受話器から聞こえてきた、長いこと会っていない旧友の笑顔を思いだした。
夏の終わりは、どこか寂しさが付き纏う。
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メニュー写真やお店の暖簾の写真はアップされているが、その「味」についてはまったく解説がされていない。
が、しかし。写真を見ながら読み終わった時、僕は無性に居酒屋、それも紹介されているお店へ行きたくなってくるのだ。
この秋、僕は上京する予定でいる。このブログで紹介されたお店に少なくとも1軒は訪ねたいと思っている。ただ、過度な期待などはまったくしていないが・・・(笑)
■お断り■
申し訳ありません。このブログ名等については一切お答えいたしません。











































