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2010/07/03

失恋したわけでもないのに

Category: 50男のモンドリズム — itochan @ 20:44:25

■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲

[2010/07/03]
【HERE’S THAT RAINY DAY】

written by JOHNNY BURKE / JAMMY VAN HEUSEN
performed by TILL BRONNER
from the album[LOVE] (1998年)

雨が嫌いなわけじゃない。ただ、こうも朝から降り続くと、どうしても憂鬱な気分がアタマをもたげて来る。

しっぽりと濡れた石畳の舗道も。艶やかに映える木々の葉も。どれだけ僕の気分を慰めようとしても、やっぱり無理みたい。

いつものように音楽に癒しを求めようと。選んできたアルバム。間違いなかった。それどころか・・・

物憂げな、雨に濡れた土曜日。降り止まない雨にティル・ブレナーのトランペットとヴォーカルが溶け込んで行く。

チェット・ベイカーだとセンチ過ぎるけど、ティル・ブレナーはどこまでもクール。ゆっくりとした時の流れ。もう営業開始1時間も経つというのに客人は誰も現れない。

こんな気持ちよく過ごせているんだから・・・うれしいような、ちょっぴりせつない気分。

選んだ1曲は、雨の日にちなんだT⑧【HERE’S THAT RAINY DAY】。

ティル・ブレナーのフリューゲルホーンは詩情にあふれていて雨に似合う。決して巧い奏者ではないが、ここでの演奏は奇をてらうようなパッセージや音色を出しているわけではないが、逆にそれが楽曲のセンチメンタルさを生かしている。

この曲のアレンジも手がけているチャック・ローブのギターが、これまたジャジーにクールで言うことない。

僕はドロドロにブルージィなギターはあんまり好まない。“ほどほど”がいい。歌心のあるプレイは大好きだが、なんでも“過ぎる”ものはウザくて好まない。

ブログ仲間から「雨の日に聴きたい音楽」というお題をいただいたが、まさしくこのアルバムなんてうってつけだろう。

ところで「失恋した日には雨が降る」という都市伝説があるらしいが、この曲もスタンダードで、せつない歌詞がついている。対訳を紹介しておきたい。

 
多分、夢は全て叶えてしまうのでなく

少し残しておくべきなのかも知れない

不思議ね、こんな日に限って雨が降る

いつかは雨の降る日が来ると人は言う

そんな考え方、馬鹿げていると笑って

気にせずいたら、私の番になっていた

あの頃の想いはどこに行ったのだろう

永遠の愛を願いあの人と出会えたのに

いつしかその気持ちを忘れてるなんて

不思議ね、どんな素敵な恋も最後には

こんなふうに冷たい雨の一日に変わる

本当に不思議、今日に限って雨が降る

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