ケイトの歌声に寄りかかって
■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲
[2007/02/03]
【BRING ME A BOAT】

Underneath the Stars/Kate Rusby
words by KATE RUSBY, tune by PHIL CUNNINGHAM
performed by KATE RUSBY
from the album[この星空の下で-UNDERNEATH THE STARS] (2004年)
たとえば満員電車の中。ギューギュー詰めにされながら車窓の風景を眺めている時、このケイト・ラズビーの歌声を聴いていたら。いつもの風景が違って映るかも知れない。たとえそれが無表情なビル群や住宅だったとしても。
英国の田園風景を思い浮かべるケイトの世界だけれど、僕はあえて都会で、それもひとり暮らしの女性が、ちっとも変わり映えのしない日々にミュージック・スパイスとして聴いてもらえたらと。きっと、険しい表情も柔らかくなってくるのではないだろうか。
それにしても美しい声。フィドルとホイッスルが絡んだキラキラしたスコティッシュ・フォーク。大好きな世界だ。心の底から癒される。その伸びやかで心落ち着く美声(英国一の美声の持ち主とも言われている)歌声に対して、あのピーター・バラカン氏も、「こういうと何となく恥ずかしいですが、僕はケイト・ラズビーの声に恋をしています。大地の恵みが全て集約されたその響きを聴くとぼうっとして何も出来なくなってしまいます。困ったものです。」とコメントを書いているほど。
選んだ歌はトラッドではなく、ケイトとフィル・カニンガムの共作による美しい歌。ケイトの歌声をまん中に、トラッド風味のアレンジが素晴らしい。行ったこともない英国の風景が目の前に広がっていくようだ。
大切なものを失って。ぽっかり胸に穴の開いた僕。何をしても実感がなく、すべてが砂を噛むような味気無さ。1日の24時間がこんなにも長いものだと初めて知った気がする。誰が悪くて、何が間違いで。誰を責めても、すべて自分に返ってくることぐらい、わかっている。幸せを求めるより、幸せをあげたい。幸せとはいったい何。カタチ無きものに何を求める。求める心の虚しさ。
大切なもの。それは、きっと時間だと。幸せとは、時間だと、今気づいた。
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