筑前煮のようなもの part2

お昼に目覚めて台所へ行くと、何かが詰められたタッパーが台の上に置いてあった。今日はオフクロは通院日。誰もいない伊藤家の台所で僕は「コレ、お店に持って行け」というんだろうなと思い、フタを開けて中身を確認した。
オフクロ特製“筑前煮のようなもの”だった。だが、よくよく見ると具に不思議なものが入っている。タケノコ、ニンジン、シイタケ、イモまではいいが、少しコゲ目のついたダンゴが入っている。何だろうかと口にした。
肉ダンゴであった。mmm・・・筑前煮といえば鶏肉と相場は決まっている。しかし、これは違うような・・・しかし、味はしっかりしみていて相変わらずウマイ。まっ、いいかと僕はフタを閉めてお店に持って行くことにした。
それにしても母親というものはスゴイとあらためて思った。具がなければないなりにどうにかしてしまう。さすがだ。年季が違うというのはこのことだ。まさに。
さて。この家族でも滅多に食べられない伊藤家の“筑前煮のようなものpart2”。果たして今宵、誰のお腹に納まるのであろうか。
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