雨の日を愉しむ
■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲
[2007/06/05]
【SAVE IT FOR A RAINY DAY~雨の日の恋】

written by STEPHEN BISHOP
produced & arranged by OSCAR CASTRO-NEVES
performed by STEPHEN BISHOP
from the album[SAUDADE] (2007年)
僕らの世代にとって。少しでも洋楽を聴いていた人なら間違いなく知っているだろうスティーヴン・ビショップ(愛称:ビッシュ)。ロマンティックで、ほのかに甘く美しいメロディと、そうした作品と響き合うナイーヴな美声で、当時の僕らは魅了された。
そんなビッシュだが、最近続いていたお手軽デモ集とかビッシュ自身のアコギをバックに往年のヒットをセルフ・リメイクといったものではない。ブラジルの名ギタリストOscar Castro-Nevesをプロデュース/アレンジに迎え、とろけるようなブラジリアン/ボッサ・ジャズフレーバーをプンプンさせた作品となっている。軽やかなリズムと、ガット・ギターやピアノの柔らかい音色に、暖かみのある歌声が実に良くマッチしている。
「On And On」「Never Letting Go」「Bish's Hideaway」「One More Night」「Separate Lives」といったお馴染みの6曲をボッサ調に衣替えし、ステージではお馴染みだったもののオフィシャルでは初となる「Under The Jamaican Moon」のセルフ・リメイクを追加。さらに近年のデモ集に収められていた曲の新録ブラジリアン・ヴァージョン、そして新曲2~3曲という構成になっている。
そのスウィートなボサ・アレンジとビッシュの美メロ、ソフトな歌声が相まって、まさに極上のメロウネス。同じブラジリアン・カラーでも、マイケル・フランクスやケニー・ランキンよりもホノボノ感が漂うのは、まさにビッシュならではだ。
全曲捨て曲なしの出来。とにかく聴いていてこれほど心地好いアルバムに出合ったのはひさしぶりだ。今年の梅雨は、これで大丈夫! じとじとジメジメの雨の日も楽しくなること請け合い。
さて。そんなFEEL SO GOODなアルバムから選んだ1曲はT⑤「SAVE IT FOR A RAINY DAY」。邦題は「雨の日の恋」。1976年に発表されたビッシュのデビュー・アルバム『CARELESS~ケアレス』に収録されていた名曲のセルフ・カヴァーである。
軽やかなブラジリアン・テイストにアレンジされていて、つい体も揺れてくるような心地好さ。エリック・クラプトンがアコースティック・ギターで参加し、流麗なソロをたっぷりと披露している。
その気になれば、雨の日だって、素敵な一日に出来る。薄暗い雨雲を憎らしげに見上げていても、何も変わらない。本を読んで過ごすのもいいけれど。いっそのこと明るい色の傘をさして散歩してみるのもいい。しっとりと艶やかに濡れた草花を眺めたりして、子供の頃にもどった気持ちで愉しんでみるのもいいかも知れない。
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