NOW PLAYING!

■GORDON HASKELL/THE LADY WANTS TO KNOW (2004年/CD)
梅雨も終わり・・・きっと、イヤ、たぶん。
で、気分は夏ということで。
Cool Music特集!
“Cool”と言っても、「涼しい」という意味の他に「カッコイイ」という意味もあります。そこで新旧とりまぜて【bar伊藤7月のヘビー・ローテーション】と題して、7月のbar伊藤で頻繁に流れているグッド・ミュージックをご紹介。
Gordon Haskellはイギリスのシンガー・ソングライター。わが国では音楽通ぐらいしか知られていない人物ですが、キャリアは結構長く、70年代から頑張っている。しかし、ヒットらしいヒットもなく、知る人ぞ知るといったミュージシャンだ。
しかし、そんな彼に突然のチャンス。2001年にリリースしたシングル『HOW WONDERFUL YOU ARE』がイギリスで大ヒット。一躍有名人になった。しかし、慌てることなく相変わらずのマイペースぶりでアルバムを制作し発表した。『HARRY'S BAR』(2002年)がそれだ。もちろん、ヒットした。日本でも一部のファンの間で話題となった。それでも大ヒットなどどこ吹く風といった感じで同年に『SHADOWS ON THE WALL』を発表。
それから2年。その間、彼の過去の作品などが見直されベスト盤などもリリースされた。そして、本作『THE LADY WANTS TO KNOW 』。僕にとって待望のアルバムだった。ところが意表をつかれたのがその中身だった。なんと、あのソフト&メロウ/AOR界の代表選手マイケル・フランクスのカバー集だった。
彼の魅力は、ひとことで言ってその渋いヴォーカルだ。ちょっぴりしゃがれた・・・そうジャケットに写っている顔を見てもらえば想像できるかな? わかりやすい例を挙げるなら、タイプとしてはクリス・レアに近い。あそこまでダミ声ではなくソフトなテナー・ヴォイスだけれど、いかにも英国らしい雰囲気を持った奥ゆかしいシンガー・ソングライターである点は共通している。
しかし、その彼が、マイケル・フランクスのカヴァー集を作るとは。ゴードンとマイケルの取り合わせが意外というのに加え、マイケルがそうしたリスペクトの対象になっていることに驚かされた。
選曲もいい。アレンジはマイケル・ヴァージョンに近い。だが、出来上がってみると、やはりゴードン色に仕上がっている。
そうだな。“スルメみたいな魅力”と言えばいいかな。パッと一回聴いただけでは中々その味わい深い世界は感じ取りにくいかも知れない。でも、ある時「あっ、コレいい!」と言ってしまうようなそんな噛めば噛むほど味が出るアルバムだ。夜、独りで聴くにはいい。出来れば女性に聴いてもらいたい。そして、男のロマンチシズムを感じて欲しい。
※この他にも色々ご紹介しています。ジャケット写真をクリックしてください。
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