Street Story~東京'80 (14)
in my eyes...in my memories...
【美術オリエンテーリング】 散策路美術館ルート
たまには人ごみを逃れて散歩でもしてみたくなる。そんな時は渋谷の松濤へ行くことにしている。このあたりは閑静な住宅街で、同じ渋谷でも公園通りのにぎわいと対照的にひっそりとしている。近くには松濤美術館、観世能楽堂などがあり、その上家々はどれも個性的な外観で飽きることなく目を楽しませてくれる。ちょっと歩き疲れたら鍋島松濤公園でひと休み、緑に囲まれた池のある公園だ。
最近、このあたりを組み入れた《散策路美術館ルート》という散歩道が開発中だと聞いた。コースは、ハチ公前から、東急本店、松濤美術館、鍋島松濤公園、観世能楽堂を通り、渋谷公会堂を左へ折れ、公園通りを下って渋谷駅へ。つまり、ひと回りすれば渋谷の動と静が楽しめるワケだ。また、この散歩道には道標の役目としてストリート・ギャラリーというものが立っている。スチール製の塔で、その中には有名な彫刻家の作品が展示されている。いろいろな作品を見ながら、導かれるままに渋谷の二つの顔も楽しめる。まさに美術オリエンテーリングだ。
パルコ前にも塔はある。気付いた人は何人いるだろうか。
(1984年9月26日)
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この散策路は今いったいどうなってしまっただろうか? 取材以後数回行ったことがあるが、あれから全く・・・もう20年以上経つ。ずいぶんと変わってしまったのだろうか。いや、住宅街であるから、それほどまでには大きく変わっていないことだろう。それに比べて「動」の渋谷側はまるで別の街のように様変わりしてしまった。
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