泣きたいほどの美しさ
■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲
[2006/12/28]
【FIELDS OF GOLD】

written by by STING
performed by EVA CASSIDY
from the album[SONGBIRD](1998)
広大なイギリスの田園風景が目の前にひろがるような。懐の深い、何か郷愁を誘うような。泣きたいほどの美しい曲。君と一緒に聴きたかった。
年の瀬も押し詰まったここに来て今年最高のアルバムと出合えた。エヴァ・キャシディ。1996年に33歳の若さで亡くなってしまったシンガー。ソルトレイクシティ・オリンピックのフィギュアスケート、エキシビションでミシェル・クワンが泣きながら滑った、彼女の歌う「フィールズ・オブ・ゴールド」。
音楽ファンならご存知。スティングの名曲中の名曲。ある人に言わせればスティングの「マイ・ウェイ」だと。
ちなみに、なぜミシェル・クワンがなぜあの時に泣いたのか。詳しくは知らないが、今度こそ<金>と思って臨んだ大会。悪しくも<銀>になってしまい、エキシビションで涙を流しながら踊ったのだと。また、彼と別れた直後だったとか・・・いずれにせよ印象的なシーンだった。
大麦の畑に広がる情緒的な風景とラブストーリーが上手に組み合わされ、牧歌的なフレーズが心に響いてくる。そのカバーである。正直、ご本家版より僕はこちらが好きだ。こんなノスタルジックでセンチメントな歌には、甘すぎない歌声がいい。
私事においていろいろとあった2006年も幕を閉じようとしている。こんな美しい声を聴きながら、今年一年を省みたいと思う。この涙が出るほどの感動を、誰に伝えよう。
「フィールズ・オブ・ゴールド」
(作詞・作曲:スティング/対訳:中川五郎)
大麦畑の上を秋風が吹き抜ける時
きみはぼくのことを思い出すだろう
ふたりで黄金色の畑を歩けば
きみは空から妬み深く見下ろす太陽のことなど忘れてしまうだろう
そこで彼女は恋人の姿を目に焼きつけようと
大麦畑に連れ出した
彼女は髪の毛を解いて恋人の胸の中に倒れ込む
大麦畑に身を潜めて
わたしと一緒にいてくれますか
わたしの恋人になってくれますか
この大麦畑の中で
ふたり黄金色の畑の中に横たわり
空から妬み深く見下ろす太陽のことなんか忘れてしまいましょう
大麦畑の上を吹き抜ける秋風は
まるで恋をしているかのよう
大麦畑に隠れて彼女の唇にキスをすれば
彼女のからだは熱く反応する
ぼくは軽々と約束を交わすような男じゃない
一度も約束を破ったことはないとは言わないけれどね
でも誓ってもいい
これから先ずっと
ふたりで黄金色の畑を歩き続けることを
残された限りのある日々
ぼくらはずっと黄金色の畑を歩き続けよう
大麦畑でのあの夏の日々から
もう何年もが過ぎた
ほら、子供たちが駆け回っているよ
沈む夕日で黄金色に染まった畑の中を
大麦畑の上を西から風が吹き抜ける時
きみはぼくのことを思い出すだろう
太陽は空から妬み深く見下ろしている
ぼくらがふたりで黄金色の畑を歩いていた時
ふたりで黄金色の畑を歩いていた時
僕らが黄金色の畑を歩き回っていた時
エヴァ・キャシディを例に出すまでもなく、死をきっかけに、あるミュージシャンを知るということは、過去も、これからも多々あるだろう。それは少し寂しいことではあるが、それでも、そのミュージシャンのことを知らずに、あるいは埋もれたままで終ってしまうより、はるかにいいことだと思う。
ここで得られる教訓。「私のグラスには、半分しか水が入っていない、のではありません。半分も、入っているんです」。ハーフ・エンプティーではなく、ハーフ・フルというわけだ。あのミニー・リパートンの言葉である。
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