itochan room
[ bar伊藤 ] - 熊本市上通町11-6 エイブル並木坂ビル3F  [ TEL.FAX ] 096-323-8688
[ 営業時間 ] - 19:00 ~ 翌2:00  [ 定休日 ] - 日曜日

2007/02/05

帰るべき場所にキミはいない

Category: 50男のモンドリズム — itochan @ 17:14:09

■■A Day In The Life・・・
■■きょうの僕を幸せ気分にしてくれた1曲

[2007/02/05]
【HOME~きみのもとへ帰りたい】

イッツ・タイム/マイケル・ブーブレ

written by MICHAEL BUBLE / AMY FOSTER-GILLIES / ALAN CHANG
performed by MICHAEL BUBLE
from the album[IT'S TIME] (2006年)

いつものことなのだが。素晴らしい絵画や詩や小説や、そして音楽と出合う時はいつも、失恋の後だった。否が応でも感傷的になっているから仕方のないことだと言ってしまえばそれまでだけれども。

2006年の年の瀬のどん詰まりに出会ったエヴァ・キャシディの『FIELDS OF GOLD』。2007年の年明け早々にはグレース・グリフィスの『MAKE OUR GARDEN GROW』。ブライアン・ケネディの『SO WHAT IF IT RAINS』。ケイト・ラズビーの『BRING ME A BOAT』。いずれもここでアップした曲ばかりだが・・・。

そして今日紹介したいマイケル・ブーブレの『HOME~きみのもとへ帰りたい』。いずれも一生聴き続けていきたい名曲だ。

カナダ出身の男性ヴォーカリスト、マイケル・ブーブレは前作のデビュー・アルバムからの付き合いだ。デビュー・アルバムはなんと全世界で400万枚売り上げたというからスゴイ。このセカンド・アルバムも今回紹介したい『HOME~きみのもとへ帰りたい』がシングル・カットされ、ビルボード誌アダルト・コンテンポラリー・チャート・ナンバー1に輝くなど、全米で大ヒットを記録。その感動的なラヴ・バラードに全米が涙した。セカンド・アルバムも既に450万枚を突破したそうだ。

2006年のグラミー賞では受賞は逃したものの、本アルバム『IT’S TIME』でマイケルはベスト・トラディショナル・ポップ・ヴォーカル部門でノミネートされた。2006年のカナダ版グラミー賞と言われるジュノー賞ではなんと最多の4部門を受賞。ジュノー賞年間最優秀シングル賞「ホーム~きみのもとへ帰りたい」、年間最優秀アルバム賞『イッツ・タイム』、年間最優秀アーティスト賞、年間最優秀ポップ・アルバム賞『イッツ・タイム』を受賞。

マイケル・ブーブレの持ち味はそのスマートでしなやかな甘い声にある。しかし、バラードばかりを歌うムーディ・シンガーではない。アルバム全体としてはジャジーなヴォーカル・アルバムとなっていて、ビッグバンドをバックに、新鮮なアレンジによるスタンダード・ナンバーなどを取り上げている。スインギーあり、シャッフルあり、バラードあり、グルーヴィありといろんな側面からマイケルの声の魅力が楽しめる。ちなみにプロデューサーはデビュー作に引き続きデヴィッド・フォスターが担当している。

さて。今日選んだ1曲。前述したようにアルバムからシングル・カットされて大ヒットした『HOME~きみのもとへ帰りたい』。聴いた人もたくさんいるに違いない。だが、実はこの曲、マイケル自らが作曲したナンバーであり、ジャズ色は濃くない。どちらかというとポップ/カントリー・タッチのラヴ・バラード。口ずさみやすいメロディが印象的だ。そして歌詞にも自身の気持ちが素直に現れている。だからこそ、より多くの人に受け入れられたのだろう。

ところで僕は。この曲を聴いて懐かしい人の顔を思い出した。それは特定の誰かではなく、僕とこれまでの人生のなかでかかわりを持った人たちすべてである。男性もいれば女性もいる。老若男女問わずである。そしてすべて優しかった人たち。

泣きたくなるほどのバラードにも聴こえるし、切々と故郷に住む愛する人への恋歌にも聴こえる。乾いたカントリー・タッチのアレンジが、その涙腺の緩むのをぎりぎりのところで止めさせてくれているのもいい。今の、こんな僕が聴くと、なんでもかんでもセンチに受け止めてしまいがちだ。

名曲である。間違いなく聴き続けられる歌であり、もしかしたら誰かがカバーしてもおかしくないと思う。

こんな素敵なラヴ・バラードを一人で聴いてウルウルしている僕。でも、マイケル本人も、一人でいることの寂しさ、せつなさからこの曲が生まれたわけだから、それが自然なのかも。ただ、違うのは、今の僕には帰るべき場所に「きみ」はいないということ。

コメント

この投稿への コメント はまだありません...

コメント

許可される XHTML タグ: <p, ul, ol, li, dl, dt, dd, address, blockquote, ins, del, a, span, bdo, br, em, strong, dfn, code, samp, kdb, var, cite, abbr, acronym, q, sub, sup, tt, i, b, big, small>
URLや メールアドレス、AIM や ICQ のアドレスは自動変換されます。


オプション:
(改行が自動で <br /> になります)
(名前、メールアドレス、URLを cookie に記憶させます)

COPYRIGHT(C) 2005-2010 ITOCHAN.COM
itochan banner